大問題と正弦波

大問題が発生。
現在作っている六種類の試料のうち一種類が作れなくなっていることが判明しました。
材料を電気炉で焼成するタイプの試料のなのですが、最近電気炉を修理した影響か再現しなくなっていました。
そしてこの一種類は、他の五種類の対照群、つまり基準点になるサンプルなのです。
こいつがないとちょっとどうしようもありません。
しかも学会は12月。
時間はあるように見えて、私の研究としては割と危険な時期ではあります。
ただ、まだ間に合います。
今月下旬までに、新しい焼成条件を見つけ出せれば。
……一回の焼成は33時間くらいかかります。
だから、危険なわけです。
誇張無しに猶予がありません。
2000時、大慌てで材料を7つ作製。
2100時、今まで使っていた炉と、今回はじめて使う炉の二カ所にセット。
明後日の朝回収して状況を確認します。
……疲れた……。
ちなみに、明後日は分化誘導中の骨芽細胞が完成する日でもあります。
ついでに、今仕掛けている例の寒天実験の二日目の回収日でもあります。
もうフィジカルに目が回ります。
　
人生は正弦波
徒然狸 ―タヌキの日記―