徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

あたらしい景色について

お久しぶりです。

あ、おいらは生きています。

アホウは風邪をひかないとの学説通り、ピンピンしております。

そして飲んでいます。文章がめちゃくちゃです。

 

ふりさけ見れば、ほぼ1年ぶりくらいの「日記」のようです。

書きたいことも、叫びたいこともたくさんありました。たくさんありました。

自慢したいことも、後悔したことも、笑ったことも、泣いたことも。

ただねぇ。なんというか――

齢を重ねてきますと、自分という存在は、たくさんのほかの存在の一部となっていく。

そのうえで日記的に、書きたいことを書いてしまうと、どうしてもたくさんの何かを巻き込む形になってしまう。

この垂れ流し日記でなにをいまさらと思われるでしょうが、社会的責任ではないですが、そういうものを背負っていることに気づいてしまうと――

キーボードの上を、指が撫でるばかりになって、ギシギシと音を立てつつ、打ち込むことが躊躇われる。

そんなまあ、あれでしたが。

どうしようもなくときめいたことがあったので、未来の自分へ書き残しておきます。

 

このブログには礎となるWeb日記があり、おいらが高校生のころに始まりました。

1999年ごろですかね。

コミュ障でただただ化学に恋しただけの自分は、寡黙な化学者になっていくんだろうなと。

ばくぜんと想像していたころから24年もの月日が、夢のように過ぎ去りました。

ほぼ四半世紀。うふ。

その実、いまとなれば、お気楽な、がさつと言い換えてもいい、調子っぱずれの化学技術者を目指す日々。

技術の結晶で出来上がったわが社に化学のメスをぶっ刺し、ほじくり返して大笑いしている。

おぉ・・・おいらの日常が一文で表現できてしまった・・・最☆低☆

つい先日も、工業ガンガンの我々が社が、全く関係ないはずの農村に視察に行くという破天荒な仕事をしていました。

なにやっとんねん、って感じですが。

はっきり言って、その農村に立ち、平野を見渡した時。

ああ、うちの会社はこういう、全くあたらしい景色を見るに至ったか――と、ほんとマジでちょっと泣きそうになったり。

それはたぶん、陰鬱に化学者を目指していた自分が、科学は人を幸せにするためにあると頑なに信じた自分がついに、農業という人間と自然との営みに向き合えたのだという、深い感慨を確かに孕んでいました。

 

この新プロジェクト、担当者はおいらではなく、別にいます。

おいらはその担当者の上司として存在しており。

これも感慨深いところですね。

いや感慨深いというか、はぁ?おいらが上司?アホかこの会社は。

的な。

現在、一般的に言えば課長代理の立場にあり、いまだに管理的なことがまったくの苦手で。

化学者の眼でしか物事が見えず。

管理職モドキとしてはまったくのダメダメ0点であることは自覚しており、さればとてすぐには切り替えもできず、目の周りの筋肉が痙攣する日々です。

実験したいのに!有象無象の会議に呼ばれ、んぬぐおああああああああって感じ。

ですがまあ、自分の指揮系統にある方々に迷惑をかけるわけにはいきません。

化学者を目指し、化学技術者を目指し、未だすべてが中途半端ではありますが、中途半端なりにこれからは化学技術指揮者を目指していかねばなりません。

人間に目を向ける。

結局はそれが、人間と自然との営みにかかわる新プロジェクトの糧になっていくのだと、自分を洗脳していくのがこのGWの課題なのだと思いました。

 

真面目か!

徒然狸 ―タヌキの日記―

 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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