徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

すっかりわすれておったわい

平和鳥。見ていると時間を忘れる。

はわたし、前から昔のおもちゃ「平和鳥」が欲しかったのです。
あの、シーソー状のガラスの鳥が、コップの水をつつきながらこっくりこっくり動き続ける、あれです。
しかし、「平和鳥」という名前をしらなかったため捜索不能だったんですが・・・。
先日、テレビでその名前を知り、検索してみたところ販売サイトが見事に存在。
販売価格も、台湾製のものなら800円とお安いので即購入しました。
 
いやしかしこれ、面白いもんですな。
頭部を覆っているフェルトを水でぬらせば、それだけで動き始めます。
そしてコップの水がなくても、頭が乾くまではある程度動き続けるのです。
・・・これって、すごいエネルギー効率の機関じゃないですか?もしかして。
水の気化熱、つまりは水分子間の水素結合のエネルギーだけでガッチョンガッチョン動いてしまうんだから・・・。
 
・・・ところでこれ、一体どうやって作ってるんでしょう。
えーっと、頭の先はよく分かりませんが、多分ガラスのアンプル状の物なんでしょう。
てことはまあ、ガラスを火であぶって、溶接して密封してるんでしょう、多分。
しかし、中に入ってるのはエーテルですぞ・・・?
正式名称ジエチルエーテル・・・非常に気化しやすい物質で、その性質のおかげで平和鳥は動くわけですが。
ジエチルエーテルは第四類の危険物、しかも特殊引火物であります。
・・・マイナス四十何度という過酷な状況下でも、火花を散らせば引火して爆発します。
そんな物質を、一体どうやってガラスの中に閉じ込めてるんだ・・・。
溶接以外に何か方法があるんでしょうかね・・・謎です。





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