徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

寝疲れについて

ひどく現実的というか、生々しいというか、起きた後まで「うわ夢でよかった」という悪夢を見る。

ロンドンかどこかに出張に行っていて、現地ではレンタカーを借りて動いていた。

仕事が終わり、空港へ移動。

次の出張地のドイツかどこかに飛行機で飛ぶ。

さて空港を出るかという段になって気づく。

バックパックがない。

そういえばずっと持っていなかった気がする。

どこか店とかに置き忘れたのか?

いや自分の行動パターン的にそれはない。

じゃあどこに置いた?

そうだ、車の中だ。

ポケットを探ると、レンタカーのキーが出てくる。

そうか、イギリスでレンタカーを返却し忘れて、普通に駐車場においたまま飛行機に乗りドイツに来てしまったのだ。

そしてバックパックはレンタカーの中。

最悪である。

バックパック紛失というより、レンタカーを返していないという人さまに迷惑をかける失態。

パニックになり、上司に電話して気づく。

やばい日本は深夜だ。

それでも上司は電話に出てくれて、「レンタカーを買い取ってしまう方が早いな」とのアドバイス

なるほど、イギリスに飛行機で戻ってレンタカー返してまた飛行機でドイツに移動して、しかも仕事に間に合わなくなるより、レンタカーを買い取ってしまって返さなくて済むようにした方が、経済的損失は小さい。

おお、その手があるのか……と思ったところで目が覚める。

納得した分、かなりの現実感を伴って夢をひきずる目覚め。

とりあえず日本にいることを確認、あとズボンを探ってレンタカーのキーがないことも確認。

スーパー疲れた朝からの、リアル出勤。

 

ただ、夢診断によれば、吉夢らしい。

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ちょっと救われた気がする、

徒然狸 ―タヌキの日記―

 

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アセロラについて

アセロラドリンクが大好きである。

濃密な酸味も透き通る赤色も最高。

だがふと気づく。

そういえばアセロラを生で食べたことがない。

リンゴジュースもオレンジジュースもジンギスカンキャラメルも喫食したことがあり、またリンゴもオレンジもジンギスカンもそれ自体を食べたことがあります。

でもアセロラを食べたことがないのは不覚でした。

そう気づくと食べたくなる。

見た目は何となくさくらんぼっぽいですが、ビタミンCがレモンの何十倍とか含まれているそうなので、かなり酸っぱいのでしょうか。

酸っぱいもの好物です。

アセロラ、食べたい。

というわけで、通販してみました。

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ふむ。

サクランボというよりは、小さなトマトのような風貌。

早速食べてみる。

あれ・・・あまり酸っぱくない。

そして適度に甘い。

これは・・・なんだっけこの味は・・・。

わかった。

みかんだ。

そう気づいてみれば、味も香りもかなりのみかんっぷりでした。

そしてびっくり。種がでかい。

スターフルーツを平べったくしたような形状の種が3つ入っていて、果実の体積の半分近くを占めている感じです。

いや、何でも試してみないとわからないことがたくさんあるもんですね。

・・・そういえば私はビールが好きですが、その原料となるホップを食べたことがありません。

ホップとは食えるものなのか?

そもそもなんなんだあれは、木の実なのか?果実なのか?野菜なのか?草なのか??

・・・ただ、予想としてあまりおいしくはなそうなので、暇で狂い死にそうになったらためしてみることにします・・・。

 

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電子工作について 第1話~エレキの目覚め~

というわけで、初めての電子工作をやってみました。

昔からやってみたかったのですが、特に作りたいものがなかったので手を付けていなかったのです。

ところが会社で個人的に道具が欲しくなる。

内部がマイナス40度になる実験装置があるのですが、その中が薄暗いのです。

なので懐中電灯を突っ込んでいたのですが、電池って、極低温に弱いんですよね。

あっというまに電圧が低下する。

温めれば治るわけでもありません。

1実験で電池1セットが死んでいきます。

これはひどい

激しくもったいない。

 

ネットでデータシートを見た限り、光源のLEDは熱には弱いですが、別に低温でダメージを受けるわけではないらしく。

電池だけが低温NGらしいのです。

ということならば、LEDはマイナス40度の装置の中、電池は装置の外においておければよい。

そういうアイテムを探してみたのですが、なかなかいいのがない。

もちろん、LED蛍光灯みたいに、100ACVや24DCVで動作するLED光源ならば、光源と電源を離れた場所に設置することは可能です。

だけど既製品は高い。

格安のものでも万円単位になってきます。

おk、自分で作るしかあるまい、というわけで作りました。

 

とりあえずネットで入門情報をいくつか読んで、はんだごてとか錫メッキ線とか必要なものをピックアップ。

・・・・・素材系は安いですね。

LEDなんか5個あればよかったのですが、100個700円などというかわいそうになる価格。

なんだかんだ、材料費正味300円以下でできました。

 

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電源遠隔型LED光源!

まあやってることは豆電球を電池につなぐのと同じことですが、ちゃんとユニバーサル基盤にはんだ付けとかしてます。

激しく適当ですが、一応導通してるから大丈夫でしょう。

3DCVで燃えることもないでしょうし。

いくら初めてでもこれだけ簡単なものなら何とかなるんですね。

まあ、これをマイナス40度に突っ込んで凍結したときに何が起こるかは、また別のお話ですが。。。

 

さて、このままだと基盤の裏側に金属配線がむき出しのため、金属の装置内に置くとショートする可能性があります。

現在、M2ボルト類とM2.1ドリルキリを注文中。

手持ちのプラ板と合わせて裏にカバーを取り付ける作戦です。

 

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数行小説の利用について

どこかで見た風景、感じた情景を大切に残しておきたいと思うことが時々あります。

おいらは絵が描けない。

でも文章なら少しは描ける。

なので、そういう残しておきたい風景や情景を文章にして書き残しておく習慣があります。

20年ほど前から「数行小説」と呼んでいて、まあ実際は数行から数十行ですが、散文詩のようなそういうやつです。

この情景を大事にしたい・忘れたくないと思ったとき、自分が感じたことのエッセンスを形にして残しておくことはとても有意です。

記憶心理学によれば、人間は一度記憶したものを忘れることはないそうです。

でも、思い出せなくなることはある。

データとして残っているのだけれど、それを引き出すことができなくなってしまう。

これが一般的に言う「忘れちゃった」状態です。

でも一度覚えた記憶は失われない。

適当なキーワード、つまり検索ワードさえあれば、忘れちゃったことも思い出すことが可能なのです。

数行小説はその検索ワードに当たるわけです。

 

この数行小説を使って「風景画」を描いてやろうとかも最近ためしてますが。

もっと面白い利用法を思いつきました。

夢の保存です。

 

おいらは夢を見るのが好きです。

意図的に夢を見るため、「過睡眠」といって休日とか、12時間以上浅い睡眠状態を保ち続けることもあります。

ほとんど趣味です。

夢に出るのは、ありえないような悪夢もなくはないですが、たいていは現実の拡張。

自分の知っている(または知っているような気がする)場所に滞在しているのですが、細部が現実と異なっている。

自分ちに今まで知らなかった小部屋を見つける、なんて典型的です。

そんななか、経験したこともないような情景に出会えることが非常にまれですがあります。

ファンタジックな風景画のようにきれいで、物悲しいような。

忘れたくない透明な美しい情景。

そうか、こういうのを数行小説にしておけば、忘れずにとっておけるのだなと思いました。

たとえば、

 

---

突然告げられた別れ。
夕暮れの迫る峠道だった。
すべての感覚が遮断されたような気がして。
――やがて、緑を含んだ湿った大気のにおい、靴底に踏む土の感触、おだやかに吹き降ろす風、そして周囲の風景がのろのろと再認識されていく。
流れた視線の先。
深い緑に包まれていたはずの山々。
その端々はいつのまにか茜に陰り始めていて、それでも輝いていて。
こんなにも美しい世界の真ん中で、どうしてぼくらふたりがこんなにも悲しまなければならないのかと。
思考は悲嘆でも逃避でもなくただ、素直な絶望の色をしていた。
毎日歩いてきた峠道。
歩いてきたんだ。
いつだってふたりで。
いつしか、人生の道をもふたりで歩もうとしていた。
でもそれも――だめになって。
彼女がぼくの手のひらに、ゆっくりと落とした指輪はこの世の悲しみを統べて詰め込まれたような、とてつもない重量を含んでいて。
ほんの数舜、指輪をぼうっと見たあと、ぼくはそれを力いっぱい握りしめて。
太陽を探した。
峠道。
深い山間を望む。
谷底は川なのか涸れ沢なのか、それすら覚束なかったけれど。
高度を失いつつある太陽は、ぼくたちをまだ確かに照らしていた。
握りしめた指輪を太陽に向かってぼくは、力いっぱい投げた。
指輪はくるくる回りながら、陽の光をなんども受け止めて煌めき、消えていく。
崩れ落ちそうな気配を感じたけれど。
彼女の涙を見るべきではないと思った。
「悲しいな」
どうしようもないほどに美しい山並みを見つめたまま、ぼくはたったそれだけを言えた。

---

 

というような情景。

小説と言いつつ、ある意味フィクションではないというのも興味深いところ。

こんなドラマみたいな風景、本物の経験ではないのですが。

でもこれは実際に、自分の脳が経験したことなんです。

自分の神経回路が主観的に「確かに見た」風景なのです。

本物の現実ではないけれど、でもフィクションよりは明らかに高次元のもの。

不思議な記憶情報です。

夢の数行小説化、励行しようと思ってます。

 

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かみさまについて

今週のお題「575」

 

今日はひさしぶりに実験はしないで、

調整業務と事務作業でのんびりしようと思ってたら、

技術支援要請だの意見が聞きたいだの、

ふだんあり得ないくらい電話や会議が来るわ来るわ。

全くゆっくりできませんでした・・・。

 

かみはまは ぜったいいるよ みているよ

 

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スパークリングワインを冷凍庫で冷やす方法について

スパークリングワインを冷凍庫で冷やす方法について検索してみるも、ほとんどのソースで「おすすめしません」「やめましょう」という体たらく。

ここはエキスパート酒飲みのわたしがレクチャーする必要があるようです。

 

とはいえ、一意の解があるわけではありません。

冷凍庫の温度は細胞生物学の分野ではマイナス20度と定義されています、慣例的に。

だから試薬か何かを買って、保存条件が「マイナス20度」であればそれは「冷凍庫に入れろ」という意味になります。

ちなみに「4度」と書いてあれば冷蔵庫、「マイナス80度」であればディープフリーザ(縦型の超低温冷凍庫。最近ではコロナワクチンの保管用途で注目を浴びている)、「マイナス190度」であれば液体窒素中に保管する、というのが細胞生物学の一般常識です。

 

ところが、冷凍庫(というか冷蔵庫)には温度調節機能が付いており、また製品の性能差もかなりありますから、実際の温度が冷凍庫=マイナス20度ではありません。

このため、自分の冷凍庫がどれくらいの能力かをあらかじめ実験的に知っておく必要があります。

とはいえ、いきなりスパークリングワインで実験しては絶対にダメです。

普通の液体封入物を冷凍庫で凍らせてしまった場合、サイアクふたが飛んで中身が飛び出すくらいで済みます。

しかしスパークリングワインのふたは金属線で固定されてますから、飛ぶことができない。

こうなると瓶そのものが破裂する恐れがあります。

言っときますが冷凍庫の中で瓶が破裂したら、本当に死にたくなるくらいの絶望に包まれますからご用心。

 

いきなりスパークリングワインに手を出すのではなく、まずはビールや缶酎ハイなど、缶飲料で実験していく必要があります。

常温の缶飲料をどれくらいの時間、冷凍庫に入れるのが至適なのか実験的に確認するのです。

ちなみにうちの冷凍庫で缶ビールを冷やす場合、

・60分だとちょっとぬるい?キンッキンというわけではない

・70分だとわりとキンッキン

・80分だとキンッキン、または過冷却状態になっていてふたを開けた瞬間や口に入れた瞬間に凍り始めることがある

という実験結果が得られています。

つまり、350缶に入れたアルコール含有液体は、70分程度うちの冷凍庫に入れたくらいでは凍らないのです。

ノンアルコール飲料はもっと早い時間で凍り始めるので参考になりません。

 

ちなみにスパークリングワインは、缶飲料の缶よりも熱伝導率の小さいガラスに封入されており、350缶の倍以上の容量があります。

しかも耐圧のため、ガラスはふつうのワインよりも分厚い。

この事実から、スパークリングワインはうちの冷凍庫で70分間以上冷却することでそれなりに冷えることが推定できます。

しかし、万一凍ってしまうと死にたくなる事態になるので、安全率を含ませます。

以上より、スパークリングワインはうちの冷凍庫に「70分以下」入れることで飲み頃の温度になると推定されます。

わたしはさらに安全率を見込んで(絶対に破裂させたくないので)、60分で飲んでみました。

最高でした。

 

アホでしょ?

研究者が酒浸りになるとこういう役に立つのか経たないのかわからんことをし始めますので、大変面白く見てやってください。

で、注意点。

缶ビールでの実験結果からわかる通り、冷却の状態は10分単位で極端に変化します

スパークリングワインを冷凍庫に入れて、限界時間から10分くらい入れすぎると、破裂の恐れがあります。

なので、厳密な時間管理ができない場合は、絶対に冷凍庫にスパークリングワインを入れてはいけません。

タイマーを仕掛けるのは当たり前。

キッチンタイマースマホと目覚まし時計、3つくらい仕掛けておく覚悟でのみ実戦が許されます。

で、冷却中は外出厳禁。

居眠り厳禁。

できれば風呂にも入らずクソもひらず、アラームで即時即応できる態勢を保つ必要があります。

冗談ではありません。

上記方法で冷やしたスパークリングワインをラッパ飲みしているから出た大法螺ではありません。

とにかく、時間をきちんと管理できない状況では、この奥義は使用してはなりませぬ。

 

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カレーメシの作り方について

例のアレを作り飽きてきたところで、あれ?飯をぶち込めばいいんじゃね?と思ってやってみたらカレーメシが自作できた件につきまして。

 

材料

・めんつゆ(3倍濃縮)100ml

・水400ml(うどんつゆを作るときより100ml多く)

・カレールゥ(ジャワカレーがお勧め)1かけ

・飯1杯くらい

 

製法

1.材料全部を鍋にぶち込んで火にかけ、適当に煮たら食います。

 

世界最速自作カレーメシではなかろうか。

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 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。