ドラマは見ねえ、最近じゃテレビもろくに見ねえ、たまに映画を見るくらい、俳優役者、名前がさっぱりわからねえ。
という体たらくのぼくが、あ、これが名優か。と気づいた人が一人。
田中邦衛。
彼の出るシーンを見ていると、不思議な現象が起こります。
彼の周りにいる、ほかの役者と、同じ感情・リアクションが瞬時に出てしまう。
おお笑いしていたかと思ったら、次のシーンに入った瞬間、深刻な顔になってしまったり。
周囲の役者と一緒になって演技をしている感覚に陥ります。
よくわからんのですが。
田中邦衛という人は、自分の役を演じているのではなく、自分が存在する空間を演じているのではないか、とか思いました。
電球。
そのものを見つめるとまぶしくて目がくらんで、なんだかわからんのですが。
電球があることによって周囲の空間が照らされ、情景として認知されます。
普通の役者ってのは、それぞれがそれぞれの形をした模型だとかオブジェだとか、そういうものなのかもしれません。
そして名優というものは、自分の形ではなく、自分を取り巻く環境全部を演出してしまうのでは。。。
なんだか分かりませんが、えーと、だから今後はドラマを見ようとかではなく。
なんかこういう能力のあり方って、仕事に生かせないものか・・・。
プレゼンのやり方とか、ものの言い方とか、なんか。。。
徒然狸 ―タヌキの日記―
筆者は盲導犬を尊敬し、個人的に応援しています。
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