徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

利便について

ド田舎の我が家ですが、徒歩1分の所にまさかのコンビニができました。

田舎にありがちの大駐車場付き、堂々としたもんです。

おお・・・。と。

 

嬉しいのはまあありますが、実はそうとばかりでもなく。

――田舎に生きる、これは小学生のころからの夢でした。

東京に生まれ、中央区の小学校に通っていたワタクシは、テレビで見る田舎の学校に強いあこがれを抱いていました。

校庭からはビルはおろか高い建物は何も見えない。

遠くには美しい山並みを望み、校庭から見上げるあくまで広い空には騒音の一つもない。

高校生になりようやく田舎のキャンパスに通うこととなり、とりあえず山の見える学校に通う、という夢は果たされましたが、それでも田舎に云々とは程遠い環境でした。

そして大学、大学院はまた都会で。

就職し、ようやく手にしたのがいまのド田舎暮らしでした。

 

・・・空の広さ、空の音を意識したことがありますか。

東京の道から見やる空は建物に囲まれていて、とても狭い。

そして夜でも空を見上げれば、当たり前のように轟々という騒音に包まれている。

それに比べ、何度か旅行に行った田舎の空の広さ、静けさたるやほとんど夢のようでした。

幼いころ、伊豆大島の夜空を見あげて「墨で塗ったみたいだ」とお袋に言ったこともありました。

どうか都会の方は田舎に行ったときに、田舎の方は都会に行ったときに、昼の空、夜の空を見上げ見てください。

 

で。

コンビニができたかー、と。

隣町のターミナル駅周辺はここ数年で急激に栄えてきており、この辺も来るのかなぁと思っていたところでした。

今はまだ、コンビニひとつの話ですが、周囲を囲む田畑も、水路も、広い静かな空もいずれ消えていくのでしょうか。

 

そのコンビニで早速買ってきたビールでぐでんぐでんになっていたらこんな文章が出てきましたあ☆

徒然狸 ―タヌキの日記―

 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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