徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

まさかのゲーセンについて

ふと気づけば9月に穴をあけてしまいました。。
生きております。
仕事が忙しかったのか、と思い起こせば微妙なところです。
現状、製品量産に係る機械を開発する仕事なもので、要は、なにか改良を加えようとしても平日は手が出せず。
休日に出張して改良して、平日に代休をとるということが続いた月になり。
トータル勤務時間としては平常通りですが、ジェットラグを抱えたようなふんわりした時間を過ごしておりました。
 
でまあ、平日に休むとなると、なにか普段できないことがしたくなる。
というわけでゲーセンに行ってきました。
えーと。
ようつべでメダルゲームの動画をいくつか見まして、やってみたくなったもので。
ただ、初めてのことで右も左もわからぬなか、混雑の休日に行くのは気おくれしていたのです。
 
メダルゲーム、そらまあ小学生くらいのころ、本当に初期の、液晶画面も抽選も何もない、ただメダルを入れて落とすだけのレトロなメダルゲームはやったことがありますが。
最近のはすごいですね。
パチスロのような抽選があり、巨大な物理ルーレットに発展し、大当たりを狙う。
見上げるような機械がバンバン動く。
プロジェクションマッピング技術でCGがリアルタイムで演算・投影される。
普通に勉強になり、動作する機械の裏側をのぞき込んで「あ、ハーネス(配線)がみえてる(笑)」とかやってました。
おっさんが。
平日に。
ゲーセンで。
一人で。
不審者バンザイ。
 
ところでパチンコなんかの抽選はそうそう当たるもんじゃないんでしょうが、ゲーセンの抽選は結構当たるもんなんですね。
あろうことかジャックポットを引き当てる。
 

 
一周ぐるり、何十人座れるんだというゲーム台の照明が一斉に落ちる。
鳴り響く音楽。
大画面に流れる映像。
溢れ出る光の演出。
それが終わると、数分の時間をかけて配当メダル2000枚が降ってくる。
ボー然とするわたくし。
店員が駆け寄ってきて、「おめでとうございます!」と笑顔を振りまく。
なんだか悪いことをしてしまったようで逃げたくなるが逃げられない。
山を成していくメダルの前でフリーズ。
おっさんが。
平日に。
ゲーセンで。
一人で。
不審者バンザイ。
ものすげえ光景です。
 
結局、最初2000円で借り受けたメダル400枚の倍以上、900枚が手元に残り、ゲーセンに預けて帰りました。
それにしてもゲームセンター、学生時代にはほとんど入ったことがありませんでした。
化学に恋していた分、平均的な学生よりは学園にいる時間が長かったというのもありますが、そういう喧しい場所を好まない連中とつるんでいたからというのもあります。
思い返せば昨日のような就職のこちら、漫画を読んだりアニメを見たり旅に出たり、青春のどこかに置き忘れたことを拾い集めてきましたが、
また一つなにか拾い上げたような気がしました。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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