徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

血液型とキメラ

稀に自分の血液型が分からないという人がいる。
医者に行けばわかるんじゃないかと不思議に思っていたが、どうやらそういう話ではないらしい。
……彼らは血液キメラであるという。
キメラとは、自分のものとは異なる遺伝子を持つ細胞を体内にもっている生物を言う。
アリストテレスやラヴォワジェの時代の話ではなく、現代科学の用語である。
血液キメラの人は、体内に複数の種類の造血細胞を持っているために、複数の種類の血液が混ざっていることになり、血液型が決定できないらしいのである。
血液キメラは、胎内で発生する。
胎児が二卵性双生児であった場合、二人の血液型は一致していなくても不思議はないが、この時、二人の造血細胞が混ざってしまうことがあるらしく、血液キメラとなるのである。
なんかかっこよい。
 
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タヌキに聞いてみようのコーナー。
これさえあればご飯がいくらでも食べられる、というものはありますか?
「時間」
それでは、また明日!





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