徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

研究再開

とはいってもまあ、業績報告会の練習を観覧して、TAをこなして、研究計画をたてて、ガスマスをぶっ壊しそうになっただけですが。
いやね、反応生成物がすごく沸点の低い物質になっちゃったんですよ。
ガスクロのピークは沸点順にでるので、目的のピークは溶媒のピークのすぐ近く。
で、この溶媒ピークがくせもの。
ガスマスの検出器はとてもデリケートなので、溶媒ピークのようなでかいピークを検出すると、過負荷で壊れてしまうのです。
スーパーサイヤ人スカウターで計測するとスカウターが壊れてしまうのと同じです。
私の戦闘力は53万です。
そんなわけで、通常ガスマスは、試料を打ち込んでから溶媒ピークが完全に出終わるはずの時間まで、たとえば最初の3分間は検出器は動作しないように設定してあるわけです。
しかし今回はそのままの設定だと、検出器が動き始める頃には目的のピークも出終わってしまいます。
なので、目的のピークは検出できて、溶媒のピークは検出されないような微妙な設定を施すことに。
カラム入口圧100KPA、全流量20ml/m、SPLモード、検出開始時間2.10分、カラムオーブン30度一定…。
測定開始。
ちなみに測定中は、溶媒ピークを検出





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。