徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

普段の喧噪が幻であったかのような錯覚すら覚えるほどに、休日の事務所はどこまでもしんと静まりかえっておりました。

休出してきました。
1500時まででした。
中途半端に休みが潰れますベイベ。
 
工場実習では、体がひたすら疲れて、頭は完全にニュートラルという極端な不整合の状態に陥ります。
これはつまり、金縛りに合いやすい状況そのままなわけで。
きましたね。
寝てて、夜中にふと、眠りが浅くなった感じがしまして。
そしたら、トイレのほうで物音がしました。
あれ? 一人暮らしなのに。
やばくないか?
そんなことを思っていると、トイレの水を流す音がしました。
確実にだれかいます。
これはまずい。
とおもったが、体が重い。
ここで気づきました。
金縛りです。
以前何度かなったので、分かりました。
体を無理に動かそうとしますが、全身ピリピリしびれたようになっており、ピクリとも動きません。
運動神経が覚醒していない証拠・・・つまり、金縛りの症状そのものです。
これは、もう脳を叩き起こすしかないと思い、声をだそうします。
声を出し、それを聴覚がキャッチすることで、覚醒を促そうという作戦です。
でも声も出ません。
トイレにいた気配は、こちらに近づいてきます。
声が出ません。
グーーーっと腕を動かそうとしますが、グーーーーっと抑えつけられたようで、動かすことができません。
部屋の入口のドアが開く音。
開いたことによる風を感じます。
やばい。
きた。
ここで、ようやく声が出て、金縛りが解けました。
目が、覚めました。
気配は消え、扇風機がただ唸っていました。
 
オカルトっぽいですが。
金縛りってのは、要は脳の一部が寝た状態なので、金縛りにかかってる時ってのは必ず夢のなかに居る状態なんですね。
今回は数度目の金縛りだったので、そうと気づいたので明晰夢の形になりましたが、やっぱり夢は夢です。
だから、金縛りの時ってのは、一般的になんか変な現象が起きたりするんですな。
次回金縛りにあったら、起きる努力をせず、どうなるかを試してみたいと思います。
(今回も結構怖かったけど)
目指せ、金縛りマスター。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

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