徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

共通項

 
窓を開けると、冷気が一度に流れ込んだ。
穏やかな空気が一瞬で乾き、動きを止めるのを感じた。
そして、静寂。
月に照らし出された雪原が輝く。
白くなりすぎた吐息が、また闇へと還る。
一方の、無音。
乾いた冷気。
無音。
“どさり”
落ちる雪。
重なる静寂。
全身を包む寒さを、私はその時、初めて美しいと思った。
 
こんな、心にふっと浮かんだ、情景を短い文にまとめて保管しておくのが趣味というか、好きなんですが。
数行小説と名付けて、本家で公開しちゃったりとか中二病行為に及んだりもしています。
 
で、ちょっと待てと。
おーいお茶新俳句大賞で募集されている俳句のお題は、「心の風景」なんですな。
それが事実かどうかとかじゃなく
季語があるかどうかとかでもなく
三十一文字に収まるかどうかでもなく
心の風景を、短い言葉でまとめて応募してくれよと
そういう企画なんです。
心に浮かぶ情景を短くまとめる、という手技がおーいお茶とマッチしているから、三年連続入賞をいただけたのかもしれないと、ふと思いました。
 
あ、僕は超元気です。
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
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