徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

マサルさんと塩数字

「すごいよ!マサルさん」でマサルさんが「自分数字」なるものを作っていましたが、私も最近にたようなものを使用しています。
それが、「塩数字」です。(画像)
 
電子顕微鏡SEM)でサンプルを観察する際、サンプルはSEM台と呼ばれる一円玉〜五百円玉くらいの大きさの金属製の台の上に導電性の両面テープで固定します。
そのとき、たいていはひとつのSEM台の上に複数のサンプルを載せます。
SEM台をSEMに出し入れする際はいちいち試料室を真空にひかなければならないので、時間がかかります。
なので、ひとつのSEM台の上にたくさんサンプルを乗せておけば、試料室を一度真空に引くだけでたくさんのサンプルを観察することができるわけです。
 
しかし、ひとつのSEM台の上に複数のサンプルを載せておくと、今画面に映っているサンプルが一体どのサンプルなのかが分からなくなることがよくあります。
それを防ぐため、普通はSEM台の上にマジックでサンプル番号なんかを書いておくのですが、SEMというのは倍率が高いので番号が画面からはみ出したり、光ではなく電子線の反射を見ているわけなので、マジックの文字が見えにくかったり、いろいろ難点があります。
しかも、SEM台の上に数字を書いておくわけですから、その数字を書く分の面積にはサンプルを乗せることはできない。
非効率的です。
そこで私が考案したのが、この塩数字です。
 
塩数字は、食塩の粒を一定の規則に基づいて並べることで、数字を表現します。
点字のようなものですが、点字よりも少ない点&面積で1〜10までの数字を表現しています。
塩粒は、サンプルを固定している両面テープの、余った端のほうに並べておくことができるので、余計な面積を食いません。
また、SEMで見たときもはっきりくっきりきちんと見えます(写真)。
すばらしいですね。
 
徒然狸ではこのようなかなりどうでもいい無駄情報を時々流しています。
どうぞご活用ください。

 
= = =
 
夜も更けてくるとタイプミスも増えてくるが、最近打ち間違え方がおかしい。
0とO、9とq、1とl、など形状の似ている文字を打ち間違える。
キーが離れていても関係なし。
「こだぬき」と打とうとして「k0だぬき」になったりする。
ちなみに0はいつもの習慣からテンキーで入力している。
我ながら意味がわからない。

 
= = =
 
ついに四捨五入したら30。
あわわ……





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