日本語の文献をまわし読みして交代でプレゼンをする輪講がありまして。
お題は
溶液からの結晶成長―構造と形のデザイン (シリーズ 結晶成長のダイナミクス 6)
- 作者: 佐藤清隆
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: 単行本
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つまり、文献の頭の方です。
・・・数式とグラフしかありません。
え?なに?
これプレゼン?
え?
来週?
持ち時間40分?
え?
え???
もうほとんどパニックです。
挙句の果てに、なんだかわけの分からん表現が出てくる。
「装置のサイズを結晶の粒経と定義し」
・・・は?
装置のサイズ?
ビーカーのサイズか?
そんなものが結晶成長速度に関係あるの?
???
色々調べて、ようやく理解する。
この、結晶成長の速度式は、もともと流体力学から来てるものなんですね。
で、流体力学ってのはまあ、マクロな物体を見ていく学問です。
しかし、結晶成長はミクロとかナノレベルで物体を見る学問。
普通に考えたら双方の理論はなかなか共有できないところですが、流体力学の理論というのは実は、ミクロのお話にも適用できるらしいのです。
で、通常の流体力学では注目する範囲が「装置全体」ですが、結晶成長では「あるひとつの結晶」だけに注目するので、その、注目する「範囲」のファクターを小さく置き換えていたんですな。
・・・これを理解するだけで一時間。
しかも、流体力学の細かな内容まで理解できたわけじゃない。
シュミット数? レイノルズ数? シャーウッド数? はあ? 美味しいの?
さらに昔懐かしいアレニウスとかも出てくる。
助けて・・・。