徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

我々は第一世代である

ICQに始まったメッセンジャや、SNSが開発され。
我々は、「一度親しくなった人達とずっと一緒に居られる」第一世代となりました。
自ら繋がりを絶とうとせず、パソコンの前に座って居さえすれば、離れ離れになることはありません。
それはすごく恐ろしい事のように思います。
なぜならば、人間同士の繋がりの、絶対的な価値が希薄になるからです。
…発達における最大の障害は、発達そのものです。
高度に発達した事象はやがて、それ以上の発達を受け入れなくなり、それは即、衰退を意味します。
人と人との繋がりが衰退するのは、社会という構造体を維持できなくなるという事であり、社会を失えば人間は最早人間ではいられなくなってしまいます。
……コンピュータ・ネットワークを破壊しなければなりません。
戦闘に備えて下さい。

 
= = =
 
医大の実験助手に行ってきました。
…最初は顔を出すだけのはずが、学生実験を見学して行くことに。
しかし、ガイダンスでの先生紹介で、「タヌキ先生です」と思いきり紹介されてしまい、学生に教員として認識される。
実験開始十秒後にいきなり質問が飛んで来たのを皮きりに、コンスタントに質問を受け、結局ふつうに勤務するハメに。
無給で。
しかも、相手はフレッシュマン。
実験スキルはゼロに近い人も。
「すみません、これなんですか?」
「あれだよあれ、あのー…メスシリンダー!」
さすがに答えに詰まりました。
メスシリンダーを見たことないとは…日本の高校教育はどうなっているのでしょう。
そしてその後も問題続出。
水浴加熱する時金網敷きーの
ガスバーナーの使い方分かんないーの
塩酸溶液突沸させーの
硫酸と間違えて反応系に硝酸いれて変色させーの
嫁ぎーの
というか、突沸した塩酸を普通に食らったし。
たった二回だけど。
いやはや、くたくたです。
ただまあ、東大級の学生に質問されてあたふた、とかはありませんでした。
辛うじてメンツは保ちました。
ジョークを飛ばして乗り切りました。
200の経験値を得ました。
ステータス状態が(´・ω・`)モルア になりました。
あ、あと途中で休憩させてくれるのが斬新でした。
思わず写真を撮りましたが、後から見たら果てしなくつまらない写真でした。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。