1930時、基質の合成に飽きたので研究室を出る。
鈴虫の声がキャンパス中に響いている。
少し強い風は、Tシャツ一枚には肌寒い。
すでに秋である。
今研究中の反応の経時変化(反応進行度の時間変化)を調べて見る。
とりあえず一晩経過したものを分析。
…見事に反応が終わっている。
試しにもう一晩置いてみたがまったく変化なし。
…これまでの経験から一週間かかると思っていた反応は、どうやら一晩で終わっていたらしい。
そして、一晩で終わる反応の経時変化を調べるのはすごくめんどくさい(2、3時間ごとにサンプル回収、分析しなきゃいかん。下手すりゃ徹夜)。
はうあ。