徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

引き続き貧乏神の提供でお送りします

おゆうしゃよ、しんでしまうとはなにごとじゃ!
・・・というわけで、死にました。
今朝九時十分、授業開始十分後、猛烈な腹痛に襲われる。
仕方ないのでトイレへGO。
・・・が、しかし、一向に腹痛は治まらない。
腹部真ん中よりやや左側におぞましい痛みが走り、七転八倒
くそ、さては今朝食ったとんかつが当たったのか!
もしくは、ミネラルウォーターにO157あたりが・・・
しかしそれなら吐き気もするはずであるし、第一痛む場所が若干おかしい。
・・・まさか、まさか、まさか・・・。
大腸がんとかその辺じゃあるまいな・・・。
そんなことを考えながら、身悶えつつ一時間半。
授業終了。
仕方ないのでとりあえず、教室にかばんだけとりに行き、足を引きずりながら次の教室へ・・・。
二時限目授業開始。
・・・十数分我慢するも、痛みは一向に去る気配はない。
別にいきたかったわけではないのだが、ほかにいくべきところも思いつかず再びトイレへ。
・・・もだえ苦しむこと数十分。
うなっても叫んでも壁を殴っても一向に痛みが引かない。
というか、悪化している気もする。
・・・このままトイレで死んでしまうと末代までの恥になると、朦朧とした頭で判断。
仕方なく保健室へ向かう。
 
「すいません、腹痛がひどいんですが・・・」
「じゃあ診療所へGO」
学内の診療所に速攻で移動。
で、診察してもらうが。
「・・・レントゲンとったほうがいいと思うから、病院にいきませう」
・・・あーこりゃ死ぬな、と思いつつ、看護師のお姉さんに付き添われタクシーで病院へ。
かなり情けないが、もはやそんなことを気にする余裕はない。
 
で、内科の診察。
「血尿とか出ませんでしたか?」
あー・・・そういえば、ちょっと色が濃かった気がします。
RGB値でいえば#aa・・・ごほごほ。
「腰とか痛くはないですか?」
そういえば腰痛みたいです。
「・・・尿管結石の疑いがありますね」
・・・
ビーン
とりあえず尿検査、そしてレントゲン。
「血尿ですね」
ガ ビ ー ン
「レントゲンに石が写ってないので、CTとりましょう」
・・・はじめてのCT、はじC。
なんかおおごとになってきました。
ちなみに、痛みのほうは徐々に薄らいできてます。
そして付き添いの看護師さんは帰ってゆきました。
 
で、CT。
下着以外脱がされ、マシンの上に横になる。
で、ウイーンと動き出してワッカの中を進んでいく。
中ではなにかがすごい勢いでぐるんぐるん回っております。
「では、指示したら息を吸って、止めてください。二十秒くらい」
・・・
「ソレデハ、大キク息ヲ吸ッテ、止メテクダサイ」
・・・マシンにいわれるまま、息を吸って止める。
が、今の今まで、痛みのせいで呼吸が荒かったこともあり、二十秒がだいぶきつい。
・・・ここで死んだら死因は「CT」なんだろうか、と余計なことを考えつつ、何とか耐える。
 
CTの結果は一週間後に聞くことになりまして、今日は処方箋をもらって帰還。
学内の診療所に紹介状の返事を届け、今に至ります。
ちなみに現在は痛みはほぼなくなりました。
まあ、傷ついているらしい尿管(腎臓と膀胱の間の管)が少々痛みますが・・・。
とりあえずこれから三時限が終わるまでパソコン部屋で待機し、研究室にデータをもらいに行ってきます。
明日は診療所に保険証と、病院に今日足りなかった分のお金を持っていかねば。
やれやれ・・・





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