徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

予想外のガンダムと投影型下書き装置

今週火曜日、製本版の論文が到着。
三冊を大学側に提出し、博士取得のためのすべての手続きが完了しました。
あとはもう待つだけです。
手が空いたので、研究室に残していくための実験指針集を完成させる。
さらに本日、この前作ったガンダム試料ホルダーを使って予備実験を行いました。
……これが思いのほかうまくいく。
きわめて感度の高い分光光度分析にふざけたような器具を取り付けての測定なので、正直精度は期待していませんでした。
それが、かなりの高精度で測定できることが判明。
助教もびっくりです。
これなら末代まで使用可能なので、破損したときのために設計図を書いておきました。
ガンダムカード様々です。
 
またこれも本日、新入生の面通し。
実験引継の相手が決定しました。
好都合なことに女の子です。
細胞を扱う場合、男だとどうしても操作が粗くなる傾向があったので一安心です。
二月中は研究室にはほとんど来られないとのことなので、三月に集中して引き継ぎ指導を行うことになりそうです。
……あれ?
二月暇じゃね?
……やり残した実験をするにしても、そう忙しくはならない。
英語の勉強でもするかね……。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
投影型下書き装置を考案してみた。
投影型キーボードをご存じだろうか。
このように机の上にキーボードが投影され、指で触れるとカメラセンサーが感知して文字入力できるもので、普通に市販されているものである。
この、机の上に文字を投影する機構を応用したのが投影型下書き装置である。
書き損じできない書類や封筒の表書きを書く場合、鉛筆で下書きする人も多いだろう。
しかし下書きする手間がかかるし、消しゴムで消すときにペンの字がにじんだりする危険もある。
そこで投影型下書き装置である。
つまり、あらかじめ書きたい文字をインプットしておき、書類上に投影する。
あとは投影された字をペンでなぞるだけでよい。
しかも完璧にきれいな字が書ける。
ペン習字の練習にも使える。
フォントを変えれば毛筆もいける。
上図では投影された字がペンの陰になってしまう問題があるが、正面からではなく横から投影する仕組みにすれば問題ない。
……これ、普通に売れるんではないか?
というか誰か作って。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
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