春眠不覚赤頭巾とはよく言ったものである。
……
え？
しゅんみんあかずきんをおぼえず…
…ん？
眠いけど研究室へ。
特許申請用のデータ、五月いっぱいかと思っていたら、手続きにかかる時間を見込んで四月いっぱいらしい。
こうなったら的を絞ってやるしかない。
大忙しである。
さらに、ドイツの申し込みが四月六日まで。
しかしよく考えたらどこの時間で締め切るんだろう。
謎なので早目に書類を作らねばならない。
四月から授業が始まる。
一年振りの授業である。
面倒なことだ。
= = =
そういえばシンジが弐号機に搭乗した際に思考ノイズが出ていたが、システム言語を日本語に変更したらクリアした。
つまり、ＥＶＡの操縦は言語領経由で、Ａ１０神経はその辺りのことなのか？？
あ、でも感覚フィードバックもしなければいかんし…。
Ａ１０神経って何のことですか？キャシアス先生。
= = =
機種変から一年八か月ほど経過し、徐々にバッテリーがへたって来たので当たらしいものに交換。
これであと一年八か月は使えます。
= = =
しかし三寒四温とはよく言ったもんで。
寒っ。
桜満開なのに寒っ。
= = =
今年から各研究室に置くことになりました、と、救急箱と非常用洗眼器（写真）。
救急箱の方はいいが、洗眼器がかなり謎である。
写真で見ると、一見なんかすごい装置に見えるかもしれないが、なんのなんの。
緑色をしたプラスチックの巨大な板に、洗眼液をいれるポリ容器が設置できるようになっているだけ。
…それだけなのである。
しかも大きな声では言えないが、かなりちゃちだ。
ちなみに洗眼液は付属されていないし、何をいれておけとも書かれていない。
水をいれるなら、初めから水道で目を洗う方が早い。
板に書かれている使用説明は英語なので、咄嗟の時には何の役にも立たない。
…かなり悪質な詐欺通販にだまされた感じである。
しかもでかくて限り無く邪魔だ。
すぐに埃をかぶること請け合いである。
一体上は何を考えてこんなものを寄越したのだろう。
もう少し学費を大切にしていただきたい。
