徒然狸 -タヌキの日記-

冬が来たんじゃない、秋が深まったんだっ

天才

落ちぶれて 袖に涙のかかるとき 人の心の 奥ぞ知らるる
という古い歌があります。
僕はこれを、「普段はただの他人でも本当に困ったときには力を貸してくれる」と鑑賞していたのですが、
実のところ、「富める時は群がっていた者も病める時には去っていく」という意味らしいです。
でもまあ、鑑賞は人それぞれです。
性善説に基づくお目出度い鑑賞があってもいいんじゃないでしょうかね。
やがて帰ってくるオリオンを見やりながら、そんなことを思いました。
 
あ、僕は元気です。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 
今回の任務、はっきり言ってしまうと、最早、五里霧中です。
目的は、ある特殊工程の不良率低減。
それを、かれこれ二ヶ月かけて解析してきました。
梨の礫です。
自分が五里霧中に居ると認識するのに二ヶ月かかったとも言えます。
とにかく、不良の種類や原因が多すぎます。
不良の幾つかは、傾向や原因は見えてきています。
でも、Aを潰す対策をすればBが増え、Cを考えるとDがダメ、という、暗号解読状態。
ここ数日は、もう何をどう動かせばいいのかわからない感覚に襲われています。
友達のW博士(僕の知る三人の天才のうちの一人)。
「研究に行き詰って頭を抱える時こそが、我々の最大の快楽ではないですか!」とおっしゃいました。
・・・なるほどな・・・。
予定では残り一ヶ月。
内一週間は、社内教育のため本社に帰還しなければならない。
・・・W博士はこうも言われました。
「機器分析をする数分の間だって、考えられるし字も書けるし、図も描ける」
しょうがない、社内教育の間頭をつかうか・・・。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
 

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