徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

バイト先のM女史と寄席に行く 笑
新宿の末廣亭に行ってまいりました。
寄席なんて今年の正月以来?
よかったです。
確か正月に池袋演芸場に行ったときは大混雑で、「皆様、正月以外も寄席はやってるんですよ」的なことを言っていたので、
休日とはいえこの時期は混むまいと思っていましたが、なんのなんの。
開始時間丁度に行ったら結構な客入りで、危うく桟敷に通されそうになりましたが何とか座席の方に座らせてもらえました。
いやー、畳の上に四時間は疲れるでしょうから・・・。
 
演目は割りと、現代風の物が多かったですね。
到着したときは前座の方が、サーカスに売られたライオン?を擬人化した噺をやってました。
で、その後昼の部を、漫談など含め18席全部聞いてきましたが、古典落語は6つでした。
・「つる」・・・横丁の事象物知りご隠居が鶴の名前の由来についてでたらめな説明を披露する噺
・「時そば」・・・これは有名な、そばの代金を1文ごまかす噺。ちなみに上方では「時うどん」
・「牛ほめ」・・・間の抜けたキャラクター「与太郎」が、叔父が新築した家を訪れてその家をほめる噺
・「やかん」・・・これも物知り隠居が、やかんの名前の由来をでたらめに説明する噺だが、枕噺のみだった
・「蟇(ガマ)の油」・・・ご存知ガマの油売りが、酔っ払って向上を述べる噺
・「地獄八景」・・・死者が地獄に行って、その様子を物珍しがる噺だが、現代風にアレンジされていた
 
面白かったのは、古今亭 寿輔という落語家。
登場早々「私は陰気な落語家です」とのたまいつつ、客をいじりまくる。
声が小さいので聞こえにくいところがありましたが、客席は爆笑の連続。
たっぷり枕を入れた後、演目は鳴り物入りの地獄八景でした。





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