徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

平穏

当初本命に考えていたT大学への出願を中止しました。
理由は幾つか。
まず、私の目指したい分野とぴったり合う研究室がT大には存在しないため。
対して、K大学には想像もしていなかったほどぴったりの分野が存在したため。
本命をK大学に変更したが、K大学の後期博士課程の合格率は97〜100%であるため、必ずしも滑り止めの併願は必要ないため。
そもそも博士課程受験で併願をしてしまうと必ずどちらかの教授を裏切らなければならず、裏切るという行為は私のもっとも忌避するものであるため。
あと大きな理由が、勘です。私は強運タイプで、かつ非常に直感が利きます。
K大学を受験しようとしたのはまったくの偶然から。
元帥がA少佐(当時大尉)に「そういえばK大学の博士課程は筆記試験があるの?」とか、そんなことを聞いたらしいんですな。
そしてA大尉が調べて見たところ、どうやら書類審査だけで筆記はない(一部の者には面接が課せられる)ことが判明。
私が筆記が苦手だと知っていた元帥は、K大学を滑り止めに、と進めてくれたのです。
ここまでが強運。
そしてK大学の研究室紹介をネットで見ていたところ、これだ、とピンと来るI研究室を発見。
掲載されていたI教授の顔写真にも、やはり「この人しかいない」空気を感じました。さらに、T大学のオープンキャンパスに行ったところ、どうしてもピンと来るものがなく、半ば意気消沈して帰路に付いたんですな。
ここまでが直感。
で、アポイントを取り研究室の見学をさせていただき、直感は確信に変わりました。
私はここに通うことになると。
運と勘のハイブリッドなので間違いはないはずです。
すでに出願書類は提出したので、あとは待つだけ……。
ようやく平穏の日々が戻って来ます。





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