徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

携帯から全てをこめて

ハードディスクが死んだ。
…というのは少々過言かもしれない。
休ませれば一応、データの読み出しくらいは出来そうな雰囲気だからだ。
症状としては、急に夜泣きが頻繁に連続的に、起こり、泣いている間はデータの読み書きが一時停止してしまう。
ハードディスクは2台搭載しているが、どちらが故障したのかはよく分からない。
恐らくはシステムドライブの方だとは思うが。
 
明日秋葉にいったら、120を一つと60を一つ買う。
…生きている方も、どうせそう長くはないから。
買ってきたら、システムを入れ、ノートンをまず入れる。それからバックアップ機からネット接続の設定を持ってくる。
手動でもいいけど、面倒だから。
ライブアップデートを済ませたら、サウンドをセットアップ。
音が出ないと寂しいから。
つぎに、古いドライブを片方ずつ繋いで、データを救出する。
葉子と学術データだけは救いたいな。
まあ、どっちもバックアップデータをかき集めれば問題は希少だけど。
それがすんだら、120のドライブを接続して、それから足りないデータをバックアップ機から持ってきたりダウンロードして環境設定。
…最後に、葉子の更新を何事もなかったようにこなすんだ。
 
何だろうね。
夜泣きが始まった時にはもう、全身が一気に冷たくなるのが分かって、頭をガンガンたたいたりもうパニックだった。
ここ半年くらいも、いつかこんな日が来るのを恐れて、半分鬱病だった。
でもね。
熱いシャワーを浴びて、パソコンの音のない怖いほど静かな部屋に帰って来たときには、もう心は穏やかだった。
不思議だ。
あきらめの境地とかではないと思うし、そんな複雑なもんじゃないとも思う。
分からない。
たしかに復旧は億劫だ。ものすごく。
それに、もう二度と逢えないデータもたくさんあると思う。
けど、なんだろう。
このショックに出くわして、でもそれを第三者的に捉えられるようになり始めてる自分が嬉しいかもしれない。
また一つ自分のレベルが上がったような気がするのが誇らしいかもしれない。
Fシリーズを読み終えて、自分の思考パターンが大きく変化したことに気付いたときのような清涼感があるのだ。
 
まあ一ついわせてもらえば、試験前のこの時期に何してくれるんじゃこの間抜けがあああああえああああいおあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まあ、一か月以上前でよかった。
最後に。
「今までつらいことがあっても、ちゃんと乗り越えて来たじゃないか。たまには過去を振り返って見るのもいいと思うがな。」
ありがとう斗和。





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