徒然狸 -タヌキの日記-

明けぬ夜の燈明

天体について

空を見上げる癖があります。
星座を成す恒星、それとはまったく関係なく強烈に輝く太陽系の星々、風、雲、軍用機。
なんかしらんけどぼくの好きなものの多くが空にあるもんで、会社の敷地内を歩いているときでもことあるごとに空を見上げています。
はたから見れば一種の奇行です。
で、空を見上げているときに、実はひそかに探しているものがありまして。
人工衛星
ご存知でしょうか、人工衛星は肉眼で視認できるのです。
オリオン座が見えるくらいの視力があれば確実に見えます。
それは例えばシリウスのように白く鋭い輝点で、高空の飛行機より少し遅い速度で動いて見えます。
運が良ければ昼間でも見ることができます。
PSのゲーム「ぼくのなつやすみ」にも主人公が真夏の空を横切る人工衛星を見やるシーンがありました。
人工衛星が見える、というのはたしか中学の林間学校の時に知ったことで、キャンプファイヤーの際に天文学に明るい恩師が偶然に人工衛星を見つけて教えてくれたのが最初でした。
東京に住んでいたぼくには信じられないほど黒い夜空を、星々に紛れて人工衛星の輝点がゆっくりと横切っていました。
それからぼくは思い出したように人工衛星を探すようになり。
大学のころ、どこかの県のドイツ村にアルバイトで行ったときは、真昼の空を白い輝点が移動していくのを確かに見たことを覚えています。
そして時は流れ、IT万能時代、いやもはやIT全能時代。
あれ? 人工衛星が見えるのを予測して通知してくれるアプリってあるんじゃね? とおもって検索したら普通にあってびびりました。
 
ISSディテクター
 
現在の地球上でもっともたやすく視認できる、国際宇宙ステーションイリジウム通信衛星が、いつごろ見えるかを超高精度で教えてくれます。
・・・なんでこれらの人工天体が良く見えるかというと、巨大な太陽パネルを実装しているから。
これが太陽の光を反射して、地上から見えるわけです。
 
もちろん、単なる光の点が動いているのしか見えませんが、それでも。
日常生活では自分が宇宙の中に生きていることを知覚または認識するシーンなんて皆無です。
実は自分が生きているのは地球という石の上に過ぎなくて、地球の100倍もある太陽の周りを他の惑星と一緒に超高速で飛行していて、しかもその太陽系自体も銀河系というキチガイほどでかい円盤の外周部にぶら下がってぶん回されていて、その銀河系すらも宇宙の中で無数に回っているコマの一つに過ぎない。
想像すると面白くて、発狂するほどにスケールの大きい世界に我々は確かに生きている。
・・・そんなことを思い出させてくれる人工衛星を見るのが、ここ最近の楽しみに加わりました。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

筆者は盲導犬を尊敬し、個人的に応援しています。
https://www.moudouken.net/





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