徒然狸 -タヌキの日記-

明けぬ夜の燈明

戦線の移動について

4月付けで異動になりまして、同じ敷地内ではあるのですが毛色の違う部署に飛ばされることに。
今までは基礎技術開発や現象解析を行う理学系の部署にいたのですが、生産システムを構築する工学系の部署への移動です。
・・・社内一般の印象的にはどちらかというと左遷系で、テンション下降気味。
一緒に移動するのは直上の上司と、もう一人同じ部署の先輩なのですが、異動先は新設の部署のためいったい何の仕事をするのか皆目見当がつかず。
上司含め「???」状態でした。
で、昨日・今日のミーティングを経てようやくなんだか見えてきました。
 
一口に新製品の開発だといっても、新技術を使って実験室で完璧にうまく作れたものが、イコール製品として生産できるわけではありません。
まず、スケールが違う。
実験室で何日もかけて丹念に作り上げたものを、「量産」するとなったら、例えば数分で1個ずつ、一日1000個とか作ることになります。
しかも不良品を出すことなく、安定的に生産できないといけない。
生産に携わる人間は時間帯で変わるし、季節や日によって温度や湿度も変わる。
こういった状況下で、実験室で作っていたものをいったいどうやって量産すればいいのか?
たとえばそういう技術開発、つまり実験室で産まれた新技術を実用化できるように磨き上げるのが仕事の一つのようです。
 
うちの部署からそこに異動になったのはぼく含め3人。
工学系のいくつかの部署からもだいたい2人くらいずつ集まった寄せ集め集団だったのですが。
ふたを開けてみれば、機械技術の技術者、製造設備の技術者、数値解析の技術者なんかが集まった何でもできる小隊構成になっていました。
・・・ぼくの立ち位置だけ微妙ですが、トップからの「上司をきちんとサポートできる人間を差し出せ」というリクエストによる人選だったので、まあ生きのいい中堅クラス代表、というところでしょうか。
あとは分析・解析の技術を買われたのだと信じることにします。
大学〜入社してここまで、いろんな分析をしてきました。
有機化学分析もできるし無機化学分析もできる、材料の機械特性だの表面状態だのも分析できるし御望みとあらば細胞活性も測れる、つまりはヘンタイと化しています。
まさか変人枠に挿入されたのか・・・。
 
さて、来週から本格稼働です。
これまでは孤立無援で激戦するような開発をしてきましたが、移動先では小隊単位でのチーム戦になるらしく。
不安とアンニュイがだんだん、「しょうがねえやってやろうか」に変わってきています。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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