徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

液体窒素と死に場所

イベントで液体窒素を使うことがたまにあるんですが。
あまったのは、イベント後に捨てるんですよ。
中身が入ったままだと容器が輸送できないので。
で、タンクを持って捨てる場所を探し回る。
基本的にその辺に垂れ流しますが、なかなか場所が難しい。
タイルやコンクリートブロックにかけると割れる可能性があるし、道が傾斜してると広範囲に広がってしまうし、
人通りが少ないところじゃないといけないけど、
植え込みの中とかあまり見通しの効かない場所に撒いたら不審火と間違えられるし。
うろうろうろうろ。
いつも十分弱くらいは場所を捜し歩きます。
・・・これっていつも思うんですよね。
人が死に場所を探すときって、こんな感じなんだろうなって。
それで結構場所が限られてて、さまよった末にみんながそこに行き着いて、自殺の名所とかってのが生まれるんでしょうな。
逆に言えば、自殺の名所って言うのは自分の命を最後に安心して託す事のできる、絶対の安息の地なんですね。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。