徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

そういえば

「化学の逆境」の執筆が滞っているが、本編の方は中巻に突入。
基本的な化学・物理法則の解説に終始した上巻と比べ、中巻では応用的な内容に触れています。
しかも、前時代ならではの実験知識が満載。
序盤に紹介される塩素気体中での金属の常温発火実験など、現代の法規制や教育指針に於いてはその実行は困難を極め、私もみたことはないです。
ただ、教科書とはちがい実験手順が事細かに記されているので、知的好奇心は十分に満たされます。
すごい本です。
著作権が切れているようなら、読み終わったらデジタル化して青空文庫あたりに寄贈するかもしれません。
ただ筆者が外人でしかも戦時中特例に抵触するかも分からんので、計算が面倒ですが…。

 
合成完了。
スタノロンというアンドロスタン系ステロイドを、アセチル化ののちブロモ化しました。
2段階でそれぞれ再結晶したので大分減ってしまいましたが、100mgは確保できたのでなんとか足りるでしょう。
ちなみに教授いわく、再結晶のときのろ液は捨てないでくれと。
なんでも、2段階の処理を施したステロイドというのは100mgが1万円では買えないらしく、故に、まだステロイドが溶けているろ液も貴重なんだとか。
…ただ、とっておいて何に使うのかは謎である。

 
ホッピーおいしいよホッピー……





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