徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

キリスト教においては

クリスマスよりイースターの方が重要なんですよ??
なんでイースターを祝わずにクリスマスだけ祝っているんでしょう。
まったくもって意味がわかりません。
まあ俺は陰陽道の人なので関係ないんですが。
陰陽道って言うと宗教っぽいんですが、厳密にはそうではないのです。
今で言うところの物理学とか数学といった宇宙の真理を解析するための手段が、平安時代には「陰陽道」っていう形をとっていたわけです。
天地万物森羅万象は全て、気の顕われである。
そこに全ての基点を置いて、ならばその「気」の状態を読み解き、解析すれば時間のファクターをも含む災害や吉凶予測までできるであろう、それが陰陽道でありました。
西洋で言うなら、アリストテレスやラヴォワジェが提唱していた古代科学理論といったところです。
実験的事実ではなく宗教的或いは呪術的思想から科学が始まっていくのは、どこの世界でも共通のようですね。
ところで陰陽道って言うのは現代日本の日常生活に深くかかわっているんですよ。
たとえば、一週間は日月火水木金土ですよね。
このうち、「火水木金土」というのはそれぞれ、陰陽道における気の状態なのです。
つまり、「気」は単一のものではなく、まず「木」「火」「土」「金」「水」の五つの状態として顕われ、それらは陰と陽の二つに別けることができる、というわけです。
これを陰陽五行説といいます。
そしてそこに、天を支配する太陰(月)と太陽(日)を加え、月火水木金土日となったわけです。
また、節分の豆まきも、陰陽道的思想を基盤にした呪術であります。
豆というものはそもそも「木」の属性を持つものでありますが、それを炒ってやると硬くなり、「金」の属性に変化します。
その「金属のつぶて」を叩きつけることで、魔を撃退してやろう、ということですな。
ちなみに「木」「火」「土」「金」「水」を並べてそれぞれを線で結んで星型(五芒星)にしたもの、あれは五行相剋図といいますが、まあそれはまた別の機会に。





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