徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

風景書と老後

この町に訪れた初夏は、気がつけばもう過ぎ去っていて。
「梅雨入りしました」
そんな言葉がニュースに流れる頃には、太陽の見えない日が続いていた。
しかし、それほど悪い気はしない。
ともすれば薄ら寒い梅雨空の隙間から時折覗く太陽が、初夏の再来をつかのま感じさせてくれるからだった。
青空を見上げた。
まだ入道にはなりきらない積雲が、それでも威風堂々と浮かんでいた。
思わず蝉の声を探してしまう。
梅雨入り間もないこの時期にそんなものはどこにもあろうはずはなかったが、しかし、精気に満ちた木々の葉は既に、そう遠くない夏を含んでいるのだった。
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
半日実験、半日デスクワーク。
論文訂正もめどがついてきました。
もう少し……なのだが、ラスボスのレビュワー#4に対するコメントは明日にすることに。
今日はボスがいないので、2030時に研究室を出ました。
久しぶりに早く帰れる……。
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
別に「タヌキの日記」での検索ヒット率をあげようとしてるわけじゃないんだからねっ!
徒然狸 ―タヌキの日記―
 
文章で季節描画するのは楽しい。
個人的には「風景書」と呼んでいます。
「数行小説」と同じ自己満足の世界です。
けど、やはり絵が描ければなぁ、と思う。
水彩画で山とか海とか縁側とか描きたいね。
老後の娯楽プランに加えようか。
・水彩
民俗学
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・骨董
徒然狸 ―タヌキの日記―





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