徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

ヘルプと大人買い

K小隊のN少佐からヘルプコール。
三月の頭に中間報告書を出さねばならないのだが、それまでに実験結果の考察を裏付けるデータを出せと大将に言われたらしい。
それでなくとも半月しかないのに、少佐連中は今は就活真っ盛り。
なかなか厳しい状況である。
今から新しい実験を立ち上げる暇はないので、とりあえず細胞の蛍光観察と、つい先日完成した基板のタンパク質吸着量の定量をやってもらうことにしました。
(蛍光観察:
動物の体細胞を培養すると、多くの場合細胞は培養容器の底にベタッと接着する形で生活を始める(白黒画像)。こういった細胞の中のある特別なタンパク質を蛍光色素で染めて観察すると、基板に接着している細胞の骨格や、接着の「脚」を見ることが出来、与えられた環境を細胞が気に入っているかどうかを判定できる(緑の画像)。
基板に吸着したタンパク質:
細胞が与えられた基板に接着するとき、細胞の脚は基板に直接くっつくわけではなく、基板表面に吸着しているタンパク質にくっついている。つまり、基板に接着した細胞というのは、
基板―タンパク質―細胞
のようになっている。タンパク質がノリの役割を果たすのである。なので、基板表面にタンパク質がある程度たくさん吸着していたほうが細胞が居心地がいいはず、と言える。この吸着タンパク質の量を算出することで、細胞にとって居心地がいい基板かどうかを判断できるのである。)



……説明のほうが長くなった。
というわけで、とにかく時間がない。
急いで準備をしてもらい、週明けには作業を始めます。
というか、私のほうも学会前なので、同時進行で行きます。
日曜はバイトなんかしてないで寝ておくべきだったか……。
 
= = =
 
このところ、ミンティアの消費が激しい。
一日一箱くらいは開けている。
……面倒になって来たので大人買い



これで安心。
 
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タヌキに聞いてみようのコーナー。
画像満載。
「反省はしている」
それでは、また。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。