徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

Mad-Tanuki2009-02-05

タンパク質定量作戦の予備実験として、ウシ胎児血清のタンパク質定量を行いました。
写真。
試薬は最初きれいな緑色ですが、タンパク質の作用によって紫色に変色します。
紫色の度合いはタンパク質量によって異なるので、紫具合を測定することでタンパク質量がわかります。
で。
結果は、まあこんなもんか、という感じでした。
試料濃度が下がると共に誤差が線形に増加していくなどいくつかの謎が残りましたが、血清のタンパク質量は一応計れているようなので、まあいいでしょう。
(含有タンパク質量、カタログ値3〜5mg/mlに対し、測定値3.4)
そもそも、血清の総タンパク質量を厳密に求めるのはかなり困難なはずです。
なにしろ、血清に含まれるタンパク質は未知の物も多いのです。
知ってましたか。
血液が一体どんな成分から出来ているかというのは、まだ大まかにしか分かってないのです。
だから「人工血清」は作れず、培地にも本物の血清を混ぜて合成培地の成分を補うしかないのです。
 
= = =
 
タヌキに聞いてみようのコーナー。
俳句はもう応募したんですか?
「!!」
それでは、また。





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