徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

うずしおと遠心力

注文していたボルテックスミキサー「ミキサーうずしお」が届きました。
写真。
これでタンパク質定量の準備が完了。
明日予備実験をしますが、そのために予備予備実験をしてみました。
結果。
問題が浮上。
エッペンチューブの耐久性が予想より低いことが判明。
実験操作の中で、チューブを一万G以上で5分以上遠心しなければならないシーンがあります。
先日届いたミニ遠心機はスピンダウン用なのでパワー不足。
そこで、この遠心操作はもともと、研究室にある据え置き型の遠心機を使うつもりでいました。
とりあえずやってみました。
普通の遠心管サイズの穴の底にエッペンチューブをちょこんと置いて遠心します。
不安定ですが、理論上は問題ありません。
遠心力は初期設定の一万五千G。
カタログスペックではこのエッペンチューブは三万Gまで耐えられるので問題無し。
時間は5分。
スタート。
そして、終了。
大丈夫、ちゃんと破裂せずにいます。
……ただなぜか、蓋が半開きになっています。
そしてよく見てみたら。


なんだか曲がっていらっしゃる。
これは……。
つまり、あれです。
普通の遠心管用の大きな穴に入れたので、チューブは蓋のでっぱり部分と先っぽの二点で一万五千Gを支える形になってたわけです。
で、蓋が緩み、一番弱い先端部が曲がったと。
これは非常に危険です。
中身のサンプルが。
しかたないので遠心力を一万Gに落してリトライ。
……今度は曲がっていません。
ただ、やはり蓋は緩んでいます。
考えた末、エッペンチューブの首にOリングを取り付けてみることにしました。
こうすれば蓋が遠心機の壁に接触しなくなるので、緩まないはずです。
K小隊にちょうどいいのがあったはずなので、明日もらいにいきます。
 
= = =
 
大尉の発表会二分の二日目。
寒かったです。
部屋が。
何の陰謀だか知りませんが、暖房が切られていました。
これでは寝たら死んでしまいます。
なんてことしやがる。
 
= = =
 
タヌキに聞いてみようのコーナー。
バイオラボっぽくなってきましたね。
「使うのは私だけですがね」
それでは、またそのうち。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。