銀杏と奇跡

朝、Ｙ駐屯地へ向かう途中、救急車に遭遇してふと思い出した。
ドイツはマイセンにいったときだが、一日中やたらとサイレンの音がしていた。
救急車かパトカーかはわからないが、優雅な町並みに引っ切り無しにサイレン。
なんだったんだろう。
　
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Ｈ駐屯地は今、銀杏が豊作である。
……つまり、駐屯地全体が酪酸臭に包まれている。
はっきり言って酷い。
道いっぱいに散乱しているものだから、踏み潰しながら歩くしかなく、その悪臭たるや凄まじいものである。
何故雄雌を考慮して植えないのだろう。
植えてみなければ雄雌が分からないというわけでもあるまい。
まさか収穫を期待したのか……？？
　
= = =
　
電車で読んでいた本に鶴屋、松屋というのが出てきまして。
有名なのかなんなのか知りませんが、あまり記憶にありません。
ちなみに鶴屋のマークは、鶴が羽をぱあと広げているらしい。
全日空みたいなもんかね。
ふーんと思いながら電車を降りる。
エスカレーターの列に並ぶ。
前を行くおばちゃんの持つ紙袋。
「鶴屋」
羽を広げた鶴を真正面から描いたマーク。
奇跡かともおもったが、まあ有名な店ならおかしくはないかと思った。
帰ってからネットで検索してみた。
……あれ。
店舗は熊本にしかない……？
？？？？？
ちなみにここは東京である。
……奇跡だ……
　
私の強運はこういうどうでもいい場面で主に発揮されます。