そういえば卒業式の日程を押さえていないことに気付く。
……このキャンパスでの卒業式も三回目、もうどうでもいいや、といった感もある。
ただまあ今回は、本当に卒業。
あと最低三年間は学生ですが、この学院とはお別れです。
去年の卒業式の日、こんな句を詠んでいました。
絶え間無く 雲の行く末 追いすがり
周囲の人間はどんどん卒業していく中、自分だけはいつまでも同じ場所に居残り、気付けば一人ぼっち。
そんな感傷の句ですが、これで私もようやく雲に成れるわけです。
まあ、不安のほうが大きいですけどね。
「あゝぼくは飛べない風見鶏
流れに身を任せながら
風をとらえる翼もなく
ここで回っている」
――ブリーフ&トランクス『風のとらえ方』
= = =
携帯の変換機能が妙に使いにくいと思っていた。
「日」と打ちたくて「ひ」を入れると、変換候補に「久しぶり」とか「暇だ」とかばっかり出て、肝心の「日」は二ページ目以降にあったりする。
辞書を鍛えれば治るかと思っていましたが、一行にその気配がない。
設定項目を見ると「近似変換予測」というのがONになっていたので切ってみると。
……治りました。
どうやら、プリセットの予測項目を用いて変換候補を表示するシステムらしいが、とても迷惑でした。
予測変換と通常変換が独立していればよいのですが、このW52SHはで一緒になっているので……。