質量分析装置と楔（くさび）

昨日、質量分析装置の試料直接導入の講習を受けたのですが。
その際、導入部コックのストッパーの役割をしている金属パーツが無くなっていることが判明。
消耗パーツではないので島津さんの方でも扱っていないため、こちらで適当な金属材を装着してストッパーにすることにしました。
……何故か私も保守要員に組み込まれています。
まあ、ストッパーはなくても使えるんですが、故障させられてはかなわんので。
　
そんなこんなでハンズヘ。
ストッパーが欠落した後の穴の直径はおよそ、1.4〜1.6MM。
ノギスがないので正確な値がわからんかったのですが、まあ大体こんなもんでしょう。
なので、径1.4のステンパイプ、1.5のステン線、1.6の楔を購入。
楔は針金を二つ折りにした、ヘアピンの小型版のようなもの。
本当は全てステンパイプにしたかったのですが、径の種類があまり無かったので・・・。
　
で、実際にはめてみると。
・・・1.6の楔でもゆるいではないか。
やられた・・・。
しかし、この楔はヘアピン状。
こじ開けて少し広げてみたらぴったり収まりました。
さらにそれだけはゆるいので、間に虫ゴムをはさんで固定。
無事に修繕が出来ました。