単離ー

できてました。
完璧ではないけどもうやむを得まい。
　
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成型炸薬弾ＨＥＡＴについて学んだ。
原理は以下のとおり。
炸薬の爆発による高圧を受けて内部の金属パーツがユゴニオ弾性限界（金属にユゴニオ弾性限界以上の巨大な力を加えると、液体のように振る舞う）を迎え、液体のような物性を得て弾頭から噴出する（メタルジェット）。
メタルジェットが対象物体の装甲に達すると装甲を形成している金属もユゴニオ弾性限界を迎えて液体と同じ物性になる。
ゆえに、装甲に穴が開くらしい。
映画「トランスフォーマー」ではＨＥＡＴの高熱で目標にダメージを与えていたが、実はそれは勘違いで、ＨＥＡＴはあくまでも熱ではなく圧力により破壊作用を起こす兵器であるとのこと。
あーあ。
　
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粘着榴弾ＨＥＰについて学んだ。
あれは要は、Ｃ４などの可塑性爆薬を弾頭に詰めて打ち込むもの。
目標に到達すると爆薬が目標の装甲表面にベチャッと張り付き、爆発する。
面白いのはここからである。
爆薬が爆発すると衝撃は装甲内部を伝わり、着弾面の裏側に到達する。
これをホプキンソン効果というが、装甲の裏側は衝撃で砕かれ周囲に飛散する。
つまり、対象物体を内部から破壊することができるのである。
浅田次郎の小説「きんぴか」で、軍曹がヤクザの親分宅にＨＥＰをぶち込んでいたが、なんてことをするんだ……。
ＨＥＡＴのほうがまだ可愛げが……。
　
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さて、大学を出たところからこの日記を書き始め、そろそろ最寄り駅に到達する。
ではまた。