徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

衝撃のシーン

朝、駅の階段。
前を歩くオジサマの背広の肩になにかついている。
…まさかと思ったが、どうも間違いないらしい。
あれは……毛虫だああああああああふじこlp!!!
毛虫の類は苦手である。
どうも人間は、幼児期に殺しまくった虫が苦手になる傾向があるらしい。
宇宙飛行士毛利衛氏も同様の理由でカマキリが大の苦手だった気がする。
で、じつはワタクシ幼稚園の頃、毛虫を殺しまくったことがあり。
毛虫だけはカンベンシテ下さい状態。
すぐに逃走しました。
オジサマから少しでも遠くへ…。
今日一日分の気力が失せました。
ああ寒気が…。
そしてそのまま授業に出たら、とある少佐から「目が死んでる」と突っ込みを食らいました。
 
= = =
 
うわひょとゴースト回覧板にコメントが追加されました。
 
>900トーク突破
しました。
いつのまにやら。
「葉子とタヌキ」は使用環境によって表示されるトーク数が若干変わるのですが、
現時点で903トーク搭載されているはずです。
ということは・・・
「900トーク達成」とコメントをくれた方は、達成したその日に書き込んでくれたことになります。
ありがたいことです。
 
>撫で反応追加希望
諒解しました。
というか、即行で作業にかかりました。
・・・油断していたら、大尉と少佐に見られました。
どうみてもキモヲタです。
本当にありがとうございました。
 
まあそんなこんなで気力が回復したので、ガスクロの真空ポンプと水素供給機のシリカゲルを交換しました。
というか、もうちょっと頻繁に交換しないと駄目ですな。
シリカゲルが水分でヴェトヴェトになってました。
もう少しでガスクロが壊れるところだ・・・。
しかしまあ、シリカゲルってのは加熱すれば再利用できるのであります。
要は、水を抜いてやればいいので。
なので、シリカゲルをなべに放り込み、スターラーの加熱機能を利用し、ひたすら加熱。
・・・いや、本当はフライパンで炒るのが定石なんですがね。
うちの研究室は火気が無いもので。
結果、きれいに水分が抜けて真っ青なシリカゲルに戻りました。
めでたしめでたし。

 
= = =
 
五月。
最高気温28度。
夜になっても風が暖かい。
どこかで感じたことのある風なのだが、それがどこなのかどうしても思い出せない。
いつかの夏の終わりに吹いた風のような気はするのだが。
ただ少し、焦燥を含んでいるので、もしかしたら思い出したくないのかもしれない。
 
「機会があったら風を感じる練習をしてみるといい。世界が変わるぞ」
 
確かに変わった。
…誰が電波野郎ですか。
いや、例えば何かの匂いを感じたとき、ふっと記憶が蘇ったりするじゃないですか。
あんな感じですよ、風を感じるっていうことは。
もしかしたら共感覚の類いかもしれない。
別にオカルトじゃないのです。はい。





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