徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

本日は二ヶ国語でお送りします。

土手の芝生に仰向けになると、雲一つ無い青空に視界全部が覆い尽くされ。
全ての距離感から開放された脳は、あるはずのない圧迫感に襲われた。
幼い頃にもたしかに同じ事をしたはずだが、この感覚は未知のものだ。
どうやら今の俺にとって、無限という存在は畏怖のものであるらしい。
体躯の成長とは裏腹に、精神は成長するごとに己の存在の矮小さを認識していくらしかった。
或いはそれも、人間の持つ防衛本能の一つなのかもしれないが、予期せぬところでそれを知覚させられた俺は、微かな焦燥と悲壮に包まれた。
……吹き抜ける風はいつしか冷たいものを帯びはじめ。
視界の端を、風を受けたモンシロチョウがありえない速度でカッ飛んでいった。
 
 
土手σ芝生レニ仰向けレニナょゑ`⊂、雲一⊃無レヽ青空レニ視界全部ヵゞ覆レヽ尽<±れ★
全τσ距離感ヵゝら開放±れナニ脳は、ぁゑはす〃σナょレヽ圧迫感レニ襲ゎれナニ★
幼レヽ頃レニもナニUヵゝレニ同U〃事をUナニはす〃ナニ〃ヵゞ、こσ感覚は未知σもσナニ〃★
`⊂〃ぅゃら今σ俺レニ`⊂ッτ、無限`⊂レヽだ蕁係在は畏怖σもστ〃ぁゑらUレヽ★
体躯σ成長`⊂は裏腹レニ、精神は成長すゑこ〃`⊂レニ己σ存在σ矮小±を認識Uτレヽ<らUヵゝッナニ★
或レヽはそれも、人間σ持⊃防衛本能σ一⊃ナょσヵゝもUれナょレヽヵゞ、予期せぬ`⊂こЗτ〃それを矢ロ覚±せられナニ俺は、微ヵゝナょ焦燥`⊂悲壮レニ包まれナニ★
……吹き抜けゑ虱はレヽ⊃Uヵゝ冷ナニレヽもσを帯ひ〃はU〃め★
視界σ端を、虱を受けナニモ冫シ□千ョゥヵゞぁりぇナょレヽ速度τ〃ヵッ飛ωτ〃レヽッナニ★





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。