やられました。
にんじん10gに敗北しました・・・。
今日も今日とて研究室にGO。
昨日仕掛けておいた試薬入りにんじん水(??)がどうなったか分析してみることに。
文献の情報によれば、試薬はにんじんの作用で還元されて、まあなにか別のものになっているはずであります。
早速、にんじん入りフラスコから試薬入りの水を半分ほどとりわけて、それをエーテルで抽出。
そして、エーテルをGC−MS(質量分析機)にかける。
これで試薬の分子量が得られるので、試薬に何が起こったのかがある程度推定できるようになります。
結果!
・・・完全に想像外の結果でした。
・・・。
・・・まっさらです。
ピークが・・・ひとつもありません。
不純物はおろか、何一つ無い、きれいなグラフが出力されました。
・・・エーテルには、何の試薬も含まれていない、ということです。
反応が起きたとか起きなかったとかではなく、モノ自体が消失しています。
・・・。
ちょっとまて。
昨日、試薬をちゃんと入れた以上、何らかの物質は中に入っているはずなのです。
それが・・・消えたのです。
・・・。
ありえねえ・・・。
考えられる理由は・・・。
試薬が、にんじんに食われた(とりこまれた)・・・。
・・・おそるべし、にんじん。
つーか、どうすりゃいいんだ・・・にんじんをすりおろせとでも?
そんなことしたら、にんじんの構成物質がいろいろ出てきてしまうし・・・。
・・・。
ちなみに、試薬は三種類使ったんですが、三種類とも検出されず。
ぜんぶにんじんに食われた模様です。
・・・どーしよー。