徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

読める・・・読めるぞぉぉぉ!!

日も一日中論文読んでました。
・・・で、これが結構すらすら読めてびっくりです。
どうやら昨日読んでた部分は導入部で、研究結果だけではなく四方山話も混じっていたので大変読みにくかった模様。
そこが終わると今度は、研究結果とかそういったのが続くので割りとスイスイ行けます。
まあ化学英語の塊なので普通の人には意味不明なこと請け合いなんですが、私みたいに変な人はこっちのほうが読みやすいのです。
もう聞いたことのないような物質やら、スペクトル解析の話が山のように出てきますが、スペクトル解析の授業も取っていたので理解OK。
・・・って、夏休み明けにこの研究室で授業を受けるのは私を含めて五人なんですが、たしか私とあと一人しか、スペクトル解析の授業を履修していないような;
・・・がんばれー。
 
で、まあ論文読んでますと「質量分析」なんてものが頻繁に出てきます。
この間、島津の田中さんがたんぱく質質量分析ノーベル賞をいただきましたが、あの質量分析の仲間です。
この質量分析、授業で習ったんですが仕組みが結構面白いのです。
ってか、激しいのですが・・。
まず、分子量を知りたい物質Xを、機械に入れます。
で、解析スタート・・・するとその物質Xはものすげえ勢いで電子銃で撃たれます。
撃たれた物質Xはばらばらに砕け散りながらぶっ飛んでいきます。
で、そのぶっ飛んだ破片の落下地点を読み取って、スペクトルとして出力するのです。
・・・もうむちゃくちゃです。
ですが、これが結構役に立ちます。
まず、その物質Xの分子量が非常に正確にもとまります。
また、物質Xは砕け散るとき、一定の規則の元で破片になっていくので、
破片の飛び散り方で、その物質Xがどんなパーツでできているか、ってのまで大よそわかってしまうのです。
すごいぞ現代科学・・・。





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