徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

マネー

パソコンを注文しました。
現在はLenovoX61(Core2、XP)を使用しているのですが、まあノートではシステムの強度に不安があり、メモリ使用量も常に大きく、またバックアップ機もない状態だったので・・・。
正直、今となってはパソコンで何をするというわけでもなく。
主にネットサーフィンをし、ゴーストとブログの運営を行い、買い物をし、ゲームといえばフラッシュのミニゲーム程度。
なのですが、まあ。
i7を買おうと決めていた部分がありまして。
これでも科学者。
コンシューマ向けとはいえ、最先端のCPUには興味が有るのです。
Win7Proでi7を載せ、メモリ8G、グラボを一応搭載、HDDは500Gで十分でしたがまあ、1T。
無いと困るのでOfficeを入れました。
で、モニタもついでに買いました。
今は研究室からパクってきたD-subの17インチですが、いい加減D-subの時代でも無く、置き場もあるので、フルHDです。
はい。
用途から考えて明らかにオーバースペックですが、まあ、まあ。
ちなみにディスプレイはHDMIに対応したスピーカ内蔵型なので、もしかしたらPS3をそっちに回すかもしれません。
 
で。
散財報告ではないのですが、もう一個、ちょっとオークションで落としたものがありまして。
(以下、おおまかで漠然とした知識です。推測と勘違いの結晶です)
 

 
匁銀です。
正確には「阿州通宝」の「背拾匁銀札」です。
あー、まあ、江戸時代のお金ですね。
江戸時代のお金は大きく分けて二種類ありまして、一文、一両など額面が書かれたものと、匁銀のような、重さで価値を決めたものでした。
匁とは、重さの単位です。
銀五匁、といったら、重さ五匁の銀塊、ということです。
ただ、この「十匁銀札」は、ちょっと性格が違います。
十匁銀札の重さは、べつに10匁ではないのです。
 
なんのこっちゃ。
 
現在の通貨ですと、100円硬貨であれば、いつ製造されたものでも100円、という額面通りの価値が保証されています。
でも、江戸時代では違いました。
一文銭にしても、いつどこで鋳造されたかで価値が変わります。
とくに価値の低いのは鐚銭(びたせん、「鐚一文」のこと)とかよばれたりしました。
 
一両は何文に相当するのか?
誰しも疑問に思うところですが、これをはっきり即答出来る人はいません。
一文銭も一両小判も、時代と鋳造場所で価値が変わるんですから。
 
でも、これじゃ面倒ですよね。
額面通りの価値が保証されていて欲しいです。
このために、日本で最初に発行されたのが五匁銀です。
従来の匁銀は「ハッピーターン」型の銀塊でしたが、五匁銀は、プラスチック消しゴムを2ミリくらいに潰した感じの形をしています。
この重さは五匁ではありませんが、でも、銀伍匁と書いてあり、そのとおりの価値が保証されているのです。
超便利。

で、今回落札した十匁銀札もその仲間で、重さは十匁じゃないけど、銀十匁の価値が保証されてますよー、という、現在の貨幣の先祖なわけです。
また、この銀札と同時期に、日本初の紙幣の発行も始まっていたようです。
江戸時代には紙幣があったんですね。
 
あと、おまけで万延小判のレプリカが付いて来ました。

小判としては随分小さいのですが、どうも、万延小判は本当に小さい小判のようです。
小判(金)の海外流出が問題になったため、小判自体を小さくしたとか、そんなことらしいです。
コレのレプリカを作るとか、いいセンスですね。
 
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

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