徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

オスブーとピンチ

夢を見た。
小学生の頃に毎年行っていた伊豆に一人でいった。
十三年ぶりであった(夢の中で計算したが実際には十五年だった)。
そこで一人の少年とであい、いろいろ話をする夢だった。
……凶夢らしい。
昔のことを見る夢は、過去の過ちを悔やんでいる象徴なんだそうだ。
 
= = =
 
本日は研究室。
細胞の世話と、実験準備である。
えらいにょ。
 
= = =
 
この大学に通い始めた三月からずっと、足が痛い。
右足の大腿、筋が痛む。
無理に体前屈するときのような痛みで、じっさい体前屈すると痛い。
というかできない。
普通に生活している分にはなんともないが、長時間座ったりすると痛みだす。
なので、休日がきつい。
謎だ。
 
= = =
 
最悪です。
細胞が全滅しました。
何故だ……
俺のかわいいオステオブラスト(オスブー)が……
予備と合わせて二つのフラスコを用意していましたが、両方やられました。
原因は完全に不明です。
世話はいつも通りしていたし、停電になった痕跡もなし。
……可能性があるとすれば分裂寿命。
去年からずっと生きて来た奴らなので、考えられなくはありません。
いま、分裂寿命について調べています。
しかし時期が悪い。
金曜日に蛍光顕微鏡のデモが来ます。
それまでに、細胞が接着した基盤を一枚でも用意しなければならない。
ダブルぴんちっ、である。
明日、細胞を管理している人間から株細胞を分けてもらえれば何とかなるが……。
いやはや。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。