徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

雀牌と剛体

研究室の備品(写真
片方は普通の樹脂だが、もう片方は寄贈品で、本物の竹を使ってあるようないい品だ。
で、なんで二セットもあるんだ。
 
= = =
 
最近、剛体シミュレータが面白い。
これはフリーのアプリケーションで、平たくいえば、仮想空間でパーツを組合せてモデルを作り、それを動かすことが出来る。
使用するパーツは□と○のパネルのみで、これを組合せてゼロから組み立てる。
たとえば車のようなモデルを作ろうと思ったら、まず□を敷き詰めてシャーシをつくり、そこに○を四つくっつけてタイヤにする。
前輪はキーボード入力に応じて左右に動くようセッティングする。
つぎに駆動輪を決めて、キーボード入力でそのタイヤに適当なトルクがかかるようにする。
 
ここまでは普通。
これを改良するのが面白いんである。
 
この車も一応走るが、扱いやすいとは言えない。
タイヤの摩擦係数は決まっているので、エンジン出力が強すぎるとホイルスピンを起こしたりするので、適正な値を捜すか、ウイングのようなパーツをくっつけてダウンフォースを得るようにする。
旋回時はイン側とアウト側でタイヤの回転数が同じだと曲がりにくいので、左右のタイヤの回転数を自動調整する。
全体の剛性を考えて、うまく衝撃を吸収するようにする。
……重心やら摩擦やら揚力やらといった物理法則を考慮して改良していく、という作業がメモ帳で行えるのがすごい。
面白い。
プログラミングを微かにやった経験があれば誰でも出来ます。 
ちなみに現在、飛行機を作成中。
単純な単発のプロペラ機ですが、これが一番難しい気が。
プロペラ作りがかなり難しい。
適当にプロペラ様のものを作って回してみたら、まったく機能していない。
改良してみたら今度は回転の反作用がすごくて機体が暴れまくり。
垂直尾翼を二枚にしてなんとか押さえ込むも、なんだかあまり推進力が得られていなかったり……。
ジェット噴射するパーツもあるのでそれを使えば一発で解決ですが、それじゃ面白くないし。
もしかしたら先に別のパーツを付けたほうがいいのかも知れない。
今は制御翼はラダーしかついてない(というか垂直尾翼全体が左右に動く)から、あとはエレベータとエルロンか。
エルロンは低速時は少し下を向くようにしておけばフラップの代わりになるだろう。
スポイラーはとりあえずいいや。
楽しいぞー超オススメ。





 NHK(日本放置協会)は放置される側の団体です。