徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

初ヤフオク

落札しました。
一分銀を。
知ってますか、一分銀(いちぶぎん)。
一言でいうと江戸時代〜明治時代に流通していた貨幣。
「一分」の価値のある四角い銀貨です。写真。
一分とは1/4両、つまり小判の1/4の価値。
イコール、1000文、4朱。
時代によって「一分」の価値は遷移していくので現代のお金でいくら、とは一概には言えないのですが、
イメージ的にはサラリーマンの給料3〜5日分、といったところでしょうか。
でまあ、なんでこんなものをって言いますと。
落語では非常によく登場する貨幣なんですな、一分ってのは。
主なところですと、富籤(年末ジャンボ宝くじの江戸時代版)が一口一分。
力士の阿武松緑之助が入門直後に破門になった際、親方から渡された金が一分(ただし破門の話は創作)。
屑屋が市で買ってきて300両で売りさばいた火炎太鼓の仕入れ値が一分。
などなど。
でまあ、一度手にとって見たいじゃないか、と。
そんなわけでした。
近日中に届きます。
 
変態って言った人が変態です。





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