徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

詳細不明の仕事

二日前にバイト依頼が入り、集合場所と時間、「生放送の撮影の補助」とだけ伝えられる。
意味が分からないが、向こうも忙しいだろうから特に詳細を聞くこともなく、ただいま現場に到着。
集合時間三十分前、既に撮影スタッフは動き始めている中、こっちは雇主の社員がこないと自分の立場すら分からない。
やれやれ。
 
= = =
 
アイロボット」(原作「われはロボット」、原題「I, ROBOT」)見ました。
ストーリー自体は完全にオリジナルですな。
ネタはI, ROBOTではなく、アシモフの別の小説から抽出されたもの。
起こるはずのないロボットによる殺人というのは、「鋼鉄都市」「夜明けのロボット」あたりの粗筋。
「人類全体の利益のためには個人を犠牲にしても構わない」という概念は「ロボットと帝国」で言及される、「ロボット工学第零原則」ですな。
ロボットは人類に危害を与えてはならない。またその危険を看護する事によって人類に危害を及ぼしてはならない、というやつです。
つまり、人類全体の利益のためならば一個人を殺してもかまわない、と。
ちなみに、原作「I, ROBOT」との共通点は、「たまに設計図から想定できないロボットが出来上がる」のと
「USロボット社」という会社が登場するくらいでしたが、映画自体は非常によく出来ていたと思います。
ちなみに、上記原作は全てハヤカワ文庫SFで読めます。
筆者はアイザックアシモフ
中学時代に読み漁った作品群です。





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