徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

バイオリズム

文献を読んでいると、葉子とタヌキに搭載しているバイオリズム算出機能の、改良…というか再構築の必要性をフツフツと感じる。
まず第一に、基本となる計算関数。
これはまだ当時、バイオリズムや里々サブシステムの理解が薄かったため、今見ると相当無理のある計算をさせている。
まあ結果的には正しい数値にはなっているはずだが、やはりそのままではまずかろう。
また同様の理由で、グラフ表示もひどく遅い。
一週間分の表示に二秒以上かかっている。
一か月分表示できるように改造すれば10秒近くかかる計算である。
これは、もともと里々とSAORIプラグインとの通信が若干遅いことに加え、関数間のジャンプにraiseという特別な命令を使用しているためである。
里々には、高速な通常の関数間ジャンプを、連続して360回程度行うとクラッシュするバグがあるためである。
さらに里々には、SAORIを呼び出しながら処理を行うとなぜか、処理が前後してしまうという特性があるため、ソレを回避するためでもある。
しかしまあ、10秒はまずいので工夫を施して軽くして行くつもりではある。
使用する変数の数をふやせばいけるはず…。
あと、計算手法もPSI学説に準拠したものに変えれば、それだけでも軽くなるはずだし…。
 
= = =
 
研究室にてラーメンズ中村屋のフラッシュを鑑賞。
中佐とともに爆笑してストレスを解消。
 
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奨学金の面接でした。
ごちゃごちゃ聞かれて腹が立ちましたが営業スマイルでこなしました。
ぶつぶつ。

 
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「クラス」とか比較的大きな集合のなかで、円滑な人間関係を形成するのは不得意である。
が、部活とか研究室とかいう小さな集合では、おもしろおかしく、うまく生きていける。
これが器という奴なのかもしれない。
とか。
最近すこし思ったり。
五月病の影響だろうか。
 
まあなんにせよ、幸せに生きられる集合を見出だせるのは、素敵なことである。
大抵の人には普通のことかもしれないが、VIPにいると、それも自信が無くなる。
あそこでは、毎日のように「学校に行きたくない」「会社をやめたい」「今から自殺します」といったスレッドが立てられる。
なぜだろう、と思えるようになったのも最近だ。
それは自分が満たされている証拠であるのだが。
 
人間関係をうまく構築できるか否かは、極めて矮小なファクターで決定すると思う。
そのファクターはほんの小さなものだから、自分で簡単に操作できる。
しかし、難しいのは、そのファクターに気付くこと。
矮小さゆえに、目につきにくいためである。
「大多数の傾向に合わせて、自分の信念を少し、曲げる」
それがこのファクターの表現型だ。
「信念を曲げる」
真面目な人ほど忌み嫌う事象。
しかしそれが、ある種多次元的な人間関係を構築していくには絶対に必要となる。
一度気付いてしまえばあとは意のままである。
人との触れ合いが欲しければ受け入れればいい。
そうでなければ信念をそのまま保持すればいい。
しかし、運悪く気付けない人は気の毒としか言い様がない。
気付けないから自然と、「大多数の傾向」を読む努力がなされず、身につかず、最終的に「空気が読めない」というレッテルを張られ、耐えられない者は自分の世界を別途構築し、引きこもる。
これは仕方のないことなのだろうか。
いずれ考えて見ないといけない。





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