徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

強行休講

1限、化学英語。
授業開始時刻から15分経過してもH元帥がこなかったので、その場にいた少佐たちで休講にすることを決定しました。
あはは。
 
= = =
 
で、研究室に行くとほどなくして大尉が一名現れる。
マイクロ波有機合成反応をやる大尉である。
…そして、実験を見てやれと元帥より指令。
いや、俺はマイクロ波はほとんどやったことないんだけどな…。
あげく、マイクロ波発生装置は先の修理でバージョンアップが施されている。
しかたないので、大尉と説明書をみながらなんとかしました。
やれやれ。

 
= = =
 
結局自分の実験は2000時までかかった。
さすがに少し疲れた。
ただ、朝が早くなってから明らかに調子はよろしい。
こうして帰宅しつつも、まだ富士山くらいなら登れそうな気はする。
下山は無理だけど。
 
= = =
 
最近、どうも人間に「近付く」ことと「踏み込む」ことの違いが分からない、ことに気付いた。
それでも、人間に興味が無かった以前よりは進歩か。
ただし、興味は持ったが執着はない。
そんな混沌たる近況報告。
難しいお年頃(違)
 
= = =
 
大尉から敬語で話されるのがしっくりこない。
かすかにストレスを感じたりとか。
なんだろう。
 
= = =
 
葉子とタヌキ、ネタが浮かばなくなって来た。
思い出せる雑学もネタも駄洒落もあらかた使い尽くした気がする。
なんかないかキャシアス。
ゲームと声優ネタ以外で。
以上私信。
 
= = =
 
そういえばこの日記、日によって敬体と常体が変わったり、一人称が変わったりしている。
微妙な心理状態の現れだろうか??
 
= = =
 
カカオ99%を買った。
食べた。
その時の様子を小説風味で書いて見よう。
 
狸はそのチョコレートを口に入れた。
極めて香り高いただのチョコレート――狸はそう思った。
……しかしそれは数瞬の幻想だった。
次の瞬間狸が感じた違和感は、気付けば最早加速度的に彼の口内を支配しつつあった。
全身に汗がにじむのを感じる。
さっきまで騒がしかった時計の音がふっと遠のく。
視界がセピア、ついでグレースケールに染め抜かれていく。
現実感が急速に、確実に希薄となる。
そしていつしか、古ぼけたテレビに映る自分自身を眺めて居るような錯覚に陥り。
狸はそのまま前のめりに崩れ落ちた――
 
いやまあ、大袈裟ですがね。
パッケージにはなにやらいかにも興味をそそるような文句が書いてありますが。
不味いです。
驚くべき不味さです。
ほかに表現のしようがありません。
…あ、いつの間にか敬体に。





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