徒然狸 -タヌキの日記-

明けぬ夜の燈明

親父性について

今週のお題「お父さん」

 

30代初頭までは、とにかく親父が苦手でした。

顔を合わすたび殴り合うとかそういうことではないんですが。

 

親父は一級建築士です。

本人も自覚しているように、回転が速いタイプではなく、突飛な発想が出るタイプでもなく。

おいらからみて、職人気質という感じも受け取れず、何か独特な感覚を持った、男、という風に感じていました。

親父がなにか、教訓めいたことを言うたび、相容れない感じがつきまといました。

要は、おいらとは歯車のギア比が合わない感じがして、盆暮れ正月に実家に帰っても言葉少なく、お袋とばかり話が弾み。

親父のほうがおいらに遠慮してくれてる感じさえしました。

ところが。

いつごろからか――。

たぶん、おいらが科学技術者としての、技術面でそれなりに、基礎ができつつある頃でしょうか。

「親父が何を言っているのか」はっきりとわかり始めた時が、確かにありました。

その瞬間以来、実家に帰ってお袋と話すより、親父と話すほうが確かに分かり合えているという感覚をもつようになりました。

げらげらと話が弾むわけではないのですが、親父が何か言ったら、ああそうだよね、だけどこうなんだよな――と、ふつうに会話できるようになっていました。

 

わかりません。

謎ですが。

つまり、やっぱり、親子だった、ってことなんでしょうか。

 

徒然狸 ―タヌキの日記―

 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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