徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

ふたたび英語について

折角なので、おいらのような英語死ね死ね団のため、研究室時代に学んだ「伝わる」英作文のコツを書き残しておきます。

(研究室に入った直後、あまりに英作文が下手で教授に怒られ、生協で英作文の本を2,3冊買って読めと言われ、学んだ内容)

 

日本人の英文が伝わらない理由は、おもに2つ

 

(1)切り刻め!

日本語って、どこまでも長く続けることができるのですが例えば、たけし君が八百屋さんで80円のリンゴを1つ買って100円を払ったらおつりはいくらとかそいうちょっとした話を日本語ってどこまでも長く書けるよねって話題からつなげることもできるし、そういえば土曜日に初めて行ったマッサージ店はお友達紹介制度があって紹介すると割引になるけど、紹介すればそのぶん込み合うから予約が取りにくくなるよなと利己的なことを考え始めることもできる。

 

(A)「これは極端ですが、とにかく日本人は言いたいことを1文でまとめることを好むため、文章が長くなるんだそうです。」

 

ところで、ここで問題。

文(A)を英訳しなさい。

はい、無理。

絶対無理。死ね。

ですがどうしても英訳しろと上司に首を絞められた場合。

とりあえず、その日本語を切り刻むことから始めてはいかがでしょうか。

文(A)を切り刻むと、

 

・これは極端な例です。

・この通り、日本人はたくさんの言葉を使って1つの英文を作ることを好みます。

・それはとても長くなります。

・ほとんどの場合において、それはネイティブを混乱させます。

 

こんな感じになります。

日本人相手ならば、これで通じるでしょう。

 またこれくらいの短い文であれば、なんとか英訳できそうな気がします。

しかし英語ネイティブの場合、「これ」「それ」といった指示代名詞が連発されると、いったい何を指しているのか混乱します。

結果、まったく意味不明、通じなくなります。

なのでちょっと丁寧に、いやくどいほどに、文章のつながりを明らかにしてやる必要があります。

it は極力使わず、具体的な名詞を置くよう心がけます。

するとこうなります。

 

・これは極端なです。

この例の通り、日本人はたくさんの言葉をつかって1つの英文を作ることを好みます。

その英文はとても長くなります。

・ほとんどの場合において、その英文はネイティブを混乱させます。

 

となります。

ここでワンポイント。赤と青で着色した部分。

ぶった切られた文章と文章がどこでつながっているのか、とってもわかりやすく書いてあげると、英語ネイティブにとって理解しやすくなるようです。

「トムはリンゴを拾った。トムはその拾ったリンゴを食べた。そのリンゴを食べたトムはおいしいと思った」

めんどくさいですね。

 

(2)受動態を使うな!

 

次の文章を英訳せよ。

エンタープライズ号は敵のECMによって混乱状態に陥った」

ECM:電子的攪乱手段)

 

英訳しようとするとこうなるんではないでしょうか。

エンタープライズ号は敵のECMによって混乱させられた」

U.S.S. Enterprise was confused by the enemy ECM.(適当)

 

いいんだよ適当なんだから!うるせえ指摘するな!

で、ここで重要なのはただ一つ。

文章が受動態になっている

これ、日本人が習う英語だと当たり前の文法?ですが、実は英語ネイティブから見ると、受動態の文章というのは読みにくいらしい

つまり自分の言いたいことを相手に伝えるためには、可能な限り能動態で作文したほうがいいらしいんである。

上の例を能動態にするのは実は簡単。

主語を「エンタープライズ号」ではなく「ECM」に取っ換えればよろしい。

 

「敵のECMエンタープライズ号を混乱させた」

The enemy ECM confused U.S.S. Enterprise .(適当)

 

簡単である。

こんなんでいいんである。

 

はっきり言って、英語死ね死ね団団長を公言するあたくしでも、上記2点の応用でなんとかなっちょります。

 

詳しくは、英作文入門の本を読んでください。。。

徒然狸 ―タヌキの日記―

 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
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