徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

減量と乾パンについて

毎年4月頭に会社で検診があるのですが、このときに前年より体重が増えていると内科検診でなんやかんや言われます。
これが煩わしいので、3月にはいると減量をするようにしています。
こんにちは、3月を基点に体重が増減を繰り返すなぞの生物です。
まあ、十キロも落とそうというのではなく、日ごろの不摂生の溜まった数キロを徐々に落としていく感じです。
 
基本的に体重は、「腹減った」と感じているときに落ち、そうでないときには増えていると考えるとその変化が理解しやすいようです。
つまり摂取熱量を減らすなり運動するなり頭を使うなりして「腹減った」と感じる時間を増やすことで自然と減量することができます。
基本は間食を抑えることからでしょうが、ぼくの場合は職務中にはミンティア・ドライハードを時折1粒食うくらいなので間食はそもそもない。
あとは食事での摂取熱量の管理になります。
ぼくの基礎代謝+日常生活での消費熱量はおーーよそ2200 kcal。
動きある仕事が多い時期はこれに数百が加算されますが、今はプログラミングなどデスクワークが多いのでこんなもんでしょう。
 
摂取熱量を落とすと体重も減る、よく考えてみるとなんだいそれは? となるかもしれません。
相対性理論の示すとおり、熱量は重量と比例関係にあります。
長い目で見ればつまり、摂取熱量が2200 kcalが超えた分は増量になり、不足した分は減量になるという簡単な図式になります。
日々の摂取熱量が2200 kcal未満なのに体重は永久に減らない、というのは宇宙の法則から見てありえないことなのです。
だからといって、2200 kcalを2199 kcalに減らしても、その減量効果が観測できるのは何百年後になるか分かりません。
 
1月でそれなりの効果を得るための減量作戦中は、摂取熱量1000 kcalをベースに考えます。
朝食は特濃調整豆乳1杯110 kcal。
昼飯は社食のラーメン400 kcal。
晩飯は永谷園麻婆春雨にもやしを大量投入したもの450 kcal。
たとえばこれでおよそ1000 kcalを摂取できます。
(体が麺でできているのは内緒)
 
でもまあ、春の夜長にはスナック菓子の一つも食いたくなるのが人情ですが、あれはおいしいのであっという間に半袋くらい食っちまう。
そこでおすすめなのが乾パンです。
乾パンなんて非常食だから熱量の塊でしょ? と思われますが、実は1個10 kcal。
1日10粒食えば医者いらずという噂のゴマも練りこまれていて減量時に不安定になりがちな栄養バランスも補助。
おいしくなさそうというイメージもありますがそんなこともない。
たしかに昭和中期ごろは、硬い乾パンを歯で二つに割ってサッカリンを溶かしたお湯でふやかして食う、なんてことをしてたようですが、
現代の乾パンはふっくらさっくり焼き上げてあり、程よい塩味、甘味でとてもおいしい。
・・・ただスナックのようにどんどん喰いたくなるような感じでもなく、3粒も食えば食った感が出ます。
3粒30 kcal。
あとはお茶かノンアルコールビールでも飲んでおけばよろしい。
で。
一つだけ忘れてはいけないのがカルシウム摂取。
カルシウムを積極的に摂るのは実はなかなかめんどくさく、かといって不足しても自覚症状はほぼ出ない。
なぜかといえば、カルシウムが不足すると破骨細胞ちゃんの暗躍で骨が溶かされて体に吸収されるからです。
つまり慢性的にカルシウム不足の状態が続くと骨密度が落ち、骨折しやすくなります。
この傾向は減量作戦中は特に危惧されますので、ネイチャーメイド スーパーマルチビタミンアンドミネラルなんぞを摂取するようにしています。
でも破骨細胞ちゃんは悪い子じゃないんです。
骨を合成する骨芽細胞ちゃんとコンビを組み、古い骨を新しく作り変える役割の一端を担っているんです。
骨芽細胞ちゃんがどんどん新しい骨を作ると、体中が骨だらけになっちゃうでしょ?
それじゃ困るから、破骨細胞ちゃんがいらなくなった古い骨を溶かしてるんです。
体内のカルシウムが不足すると、破骨細胞ちゃんがいつもよりがんばっちゃう、ってだけなんです。
 
えーと。
何の話をしようと思ったかというと、乾パンってじつはすごいんだよ、ってことだったはずが。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

筆者は盲導犬を尊敬し、個人的に応援しています。
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