徒然狸 -タヌキの日記-

――空。美しい空。悲しい空。何かを置き忘れてきてしまったような、空。

また競馬について

以前一度だけ競馬に連れて行ってもらったのですが、思うところありもう一度、今度は一人で行ってみました。
競馬に詳しい人はデータを解析したりパドックで馬の状態を確認したりしてガッチリ予想し、割と正確に的中させたりしますが。
もちろんド初心者にはそんなことは不可能。
競馬新聞の予想だってそう簡単に当たるわけでもなく、「一番人気」の馬が勝つこと自体、頻度が低いのでどうしてもあてずっぽうになり、何をやってもかすりもしなかったりします。
ただ前回、3レース目くらいから競馬をみていて、ある傾向があることに気づきました。
特定の騎手が乗る馬が、割と勝っているっぽいのです。
競馬新聞を見るとわかりますが、一日12レースのうち、同じ騎手の名前を何度も見かけます。
ときには同じ騎手が2レース連続で出て、一回休んでまた出てくる、ということもあるようで。
そして、あるレースで一着になった馬の騎手が同じ日の別のレースで別の馬に乗り、また一着になるというケースが見受けられました。
逆に同じ馬が一日何度も出てくることはありません。
つまり馬に関していえば、データと見た目で勝ちを予測しての一発勝負になりますが、騎手に関しては一日のレースの中で調子の良しあし、能力の良しあしが見えてくるのです。
・・・少なくとも、そんな気がしました。
それで今日、試しに行ってきました。
 
今日にしたのも理由があります。
・天気がいいので日向ぼっこがてら
・重賞レース(GIレースとか)が入っておらず、比較的混雑していない
  ・・・逆に重賞レースの日は休日のディズニーランドレベルで混雑しているらしいので、興味本位で行くならこれは避けるのが賢明。
 
で。
結論としては「確かに騎手で選べば的中しやすい」傾向は見られました。
最後までいると帰りが混雑するので10レースまで見て帰りましたが・・・
分かりやすかったのは吉田(豊)騎手。
6回登場しましたが、うち4回、2着になっていました。
他にも、1度でも1着になった騎手は、50%程度の確率でほかのレースでも3着以上に入っていました。
やっぱり、騎手の調子と能力は結果にはっきり表れるっぽいのです。
 
ただ、単純に騎手の名前で馬券を買うと、馬の調子を完全に無視していることになりますので、1着を当てるのは困難です。
なので馬券は「複勝式」という買い方をします。
1レース14〜18頭程度の中から好きな馬を選び、これが3着以上に入れば配当金をもらえるというものです。
これなら、騎手にだけ注目しても配当金が得られる確率は割と高まります。
 
しかし難点が一つ。
複勝式はたぶん、馬券の買い方の中で最も当たりやすい言わば「かんたん馬券」なので、当然配当金も低くなります。
そりゃまあぼくみたいな、一日の予算を全部スッてもいいやという行楽競馬なら配当金が少なくてもいいっちゃいいのですが、さすがに100円が110円に増えても面白くはありません。
できれば、せめて100円が300円とか500円とかに増えてくれたほうがいい。
300円かけて400円に増えても微妙ですが、1000円くらいになれば、ちょっとうれしい。
なので開発したのが「騎手選びの穴狙い」です。
 
上記の通り複勝式ではオッズ1.4倍なんてのも珍しくありませんが、中には5倍、10倍、またはそれ以上になるケースもあります。
オッズは馬の人気で決まりますから、人気のある馬で複勝を当てても1.4倍ですが、不人気の馬で当てれば5倍・10倍になったりするのです。
また不人気の馬が1着になる確率はとても低く、これが的中するのが「万馬券」なわけですが、2着〜3着になる確率はもう少し高い。
すくなくとも、万馬券の「えー絶対無理だよー」という確率よりちょっと高い「まあ来ても驚きゃしないケド・・・」くらいではあります。
 
というわけで、お金を払って楽しい思いができればそれでいいやという「騎手選びの穴狙い」のやり方は以下の通り。
1.毎レース、1着から3着に入った騎手名をメモし、スコアをつけます。
  1着の騎手は3点、2着の騎手は2点、3着の騎手は1点。
  これをレース毎に加算していきます。
  (1レース目はデータゼロですのであてずっぽうになりますが・・・)
2.次のレースに出る騎手を、スコアが高い順に1〜4位くらいまで印をつけます。
3.競馬場の人気馬情報を見るか、競馬新聞の予想欄(◎○△▲)とか書いてあるところを確認。
  ◎や○がいくつもついている明らかなる人気馬は除外します。
  マークが何もついていない明らかなる不人気馬は残してかまいませんが、厩舎情報に「今回は厳しい」など露骨なコメントが書いてある馬はやはり除外します。
  (これを除外するのが正解かどうかは正直あやふやですが。。。)
4.残った馬のうち、騎手のスコアが高いものを複勝式で購入します。
  なにしろ当たらなければまるっきり面白くなく、穴狙いので当たればまあまあ大きいので、少額で2〜3頭買うのがいいかなと思います。
  (最終判断はパドックで馬の顔を見て決めても楽しいと思います。馬、きれいで可愛いですよ)
 
そして本日、これをやってまあ、前回のかすりもしない状態からは脱出。
かすったりちょっと当たったりして、一番大きかったのは東京7レース目、11番クレオール(10番人気)。
 


 
300円が7.3倍の2,190円になりました。
これはうれしい。
(1番人気メリーウィドウも買っていますが、これは吉田騎手なら間違いなく来るという確信があったから。
 ただまあ、配当金は1.1倍・・・切ない)
 
というわけで、付き合いで競馬に行くことになった際に、人に聞いたりあてずっぽうで買うよりは、このやり方のほうが楽しい気分にはなれるかと思います。
 
徒然狸 ―タヌキの日記―
 

筆者は盲導犬尊敬し、個人的に応援しています。
http://www.moudouken.net/





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